前線による大雨(平成22年10月)
観光客は車の中に避難~エコノミー症候群に気を配る~
(奄美市 30代 女性 保健師)
私は避難所となった施設の保健活動を担当したのですが、みなさんどんどん避難して来られて、管理の難しさを痛感させられました。
奄美大島は観光地ですから、避難して来た人の中には行き場を失った観光客の方もいっぱいいました。地元の人は住民基本台帳を活用して、まずどこの誰なのかを把握しました。観光客の皆さんは居づらいのか、ずっと駐車場の車の中にいましたので、エコノミー症候群にならないよう気を配りました。
当初、医療活動の応援に来てくれた人たちの窓口的なところがすごく混乱していましたので、途中で窓口を1本化して対応するよう見直しを行いました。
今回の医療活動は、主に地元の診療所の先生に頼っていました。医師団とか日赤さんからいらした先生に診療にあたってもらい、地域の方々の主治医として健康状態を良く知っている地元の先生は、フリーにしておいて、外からいらした先生に情報提供をしてもらったならば、もっとスムーズに医療活動ができたかなと、今では反省しています。