「普段の繋がりがスムーズな避難に」

霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)

普段の繋がりがスムーズな避難に
~県外からくる人の対応に苦労~

(高原町 30代 男性 役場職員)

大規模な避難は初めての経験でノウハウも無かったのですが、普段から「向こう三軒両隣」の付き合いをしている地域ですから、安否確認や避難所への誘導、情報の伝達などを住民自ら行なってくれたおかげで、大きな混乱も起こらずスムーズに対応できました。

噴火があってからの2ヵ月間、町には約2000人のボランティアが入ってくれました。米や水、防寒具なんかの支援も助かりましたね。

困ったのは、県外から来る報道関係の人間ですね。当時、口蹄疫の発生でも色々と苦労をしとった時期なのに、県外からドカドカと大勢の人間がルールを無視して踏み込んでくるもんですから。地元の人は本気で怒っていました。でも、こちらも伝えて欲しい情報などもありますので、一概に出て行けとも言えない状況でした。

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