「アスファルトを覆った灰は土のう1000個分」

霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)

アスファルトを覆った灰は土のう1000個分
~延期された二輪車教習~

(都城市 60代 男性 運転教習所職員)

噴火の翌朝「灰が積もってます」と職員から連絡を受けたんです。とても教習は出来んじゃろと思いよったら、職員が総出で早朝からほうきを使って作業をしてくれまして。そのおかげで、自動車の教習はいつも通りに行えました。

2回目の噴火でもまた大量に灰が降りましてね。センターラインはもちろん、道路のアスファルトも見えんくらいですよ。そうしたら、鹿児島から作業車が10台くらい入ってくれて路上の教習も予定通りにできたんですわ。

自動車は大丈夫でも、二輪車の教習は危なくて出来んかったですね。アスファルトの間に少しでも灰があると車輪が滑るんですよ。小規模な噴火が何回も続きましたので、結局、二輪車の教習を再開したのは3ヵ月経ってからだったですね。

まさか噴火するなんて夢にも思っとりませんでした。想定外の出来事だったわけです。今後の対策として、100万円くらいする中古の清掃車を購入しました。

敷地が広いもんで、約1000個くらいの土のうが出来上がりましたよ。それはそれはもう大変な作業でした。

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