「大雨の中の運転はプロでも命がけ」

福岡水害(平成11年6月)

大雨の中の運転はプロでも命がけ
~経験と判断で身を守る~

(福岡県大野城市 70代 男性 タクシー運転手)

大雨が降っている時の運転は、プロの私たちでさえ命がけです。特に夜の運転は、ヘッドライトの光が雨に当たってはね返されてしまうので、先が全然見えなくなってしまいます。そういう時は前を行く車のテールライトを頼るほかありません。

それに、ワイパーで処理しきれないほどの激しい雨になると、一瞬、前が見えなくなってしまいます。そんな時、驚いて急にブレーキを踏んでしまいがちですが、あとからくる車が追突したりしてとても危険です。フロントガラスに水をはじく 撥水(はっすい) 処理をしておくと、雨がストンと下に落ちて見えやすくなるので、できればそうしておくと良いですね。

以前、高速バスが自分の車の横を通った途端にものすごい水しぶきがかかり、一瞬前が見えなくなって怖い思いをした経験もあります。

だから、「雨が降っている時はスピードを出さない」、「道路に水が溜まってきたら、自分の目でセンターラインの白い線が確認できなければ前には進まない」、ということを心がけて運転するようにしています。

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