「ドーンと音がして電車が横転」

平成18年台風第13号(平成18年9月)

ドーンと音がして電車が横転
~瓦や角材が水平に飛んだ~

(延岡市 60代 男性)

公民館の窓から外を見ていたら、グワっというものすごい音とともに10センチぐらいの角材が、南から北に向かって、瓦なんかと一緒に水平に飛んで行きました。それに、目の前の公園の植木なども音をたてて折れました。

それは信じられない光景で、アッという間のできごとでしたが、最後にドーンという音がしたので、何だろうと思って、外に飛び出て音のした方に行ってみると、列車が横転していました。

運転手さんの右手から血が流れていたので、思わずアッと息を飲みました。「大丈夫ですか」と言ったら、さすがプロですね、「はい、乗客のほうも、我々乗務員も大丈夫ですよ」と言われまして、「ああ、助かった。偉いな」と思いました。

赤い車体の電車が脱線して横倒しになっているだけでもすごい絵なのですが、まわりを見渡すと、家の瓦から何からめちゃめちゃになっていました。それも竜巻のシワザとあとで分かったのですが、すぐには何が起きたのか分かりませんでした。とにかく、竜巻の力は想像を超えるものでした。

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