平成17年台風第14号(平成17年9月)
保険は絶対必要
~見積り中で、間に合わず~
(宮崎市 60代 男性)
定年になって40年ぶりにふるさとに帰って、家を新築したのはいいけれど、たった9カ月でこの水害にあい、泥水につかった家は、新しくそろえた家財道具もろとも、使いものにならなくなりました。
家を建てるときは、この土地は昔から水害が多いということで、1メートル50センチぐらいかさ上げをしました。「これだけ上げたら大丈夫」と思っていたのに、あれよあれよという間に水が押しよせてきて、それこそ、女房と2人で貴重品と毛布だけを持って逃げるだけで精いっぱいでした。
結局、床とか壁は全部とり替えましたから、老後の資金にと残しておいたお金の半分を使わなければならなくなりました。
私も長い間仕事をしてきて、保険の大切さは分かっていたんですよ。だから4社ぐらいから見積をとっていて、どれが有利かよく勉強して、年末までにどの保険に入るか決めようと思っていた矢先でした。「早く保険に入ってさえいれば」と落ち込みましたが、運がなかったからだと、あきらめました。