「商店街の再開、翌日に話し合い」

阪神・淡路大震災(平成7年1月)

商店街の再開、翌日に話し合い
~行政に働きかけ12軒で仮店舗~

(淡路市 50代 男性)

地元では、当日のお昼までには、遠くへ出かけていた一人を除いて全員の安否が分かっていました。

夜になって、避難所になっている町民センターで、観光協会の会長が「ここで避難してても一緒や。プレハブの小さいのを買って、裏でラーメン屋せえ。そうでないと寂しい」と言われました。1軒だけしたら悪いと思って、飲食組合のメンバーに話したら、私らもやりたい、オレもやりたいということになったんです。

翌日から町に掛け合いに行き、水道の設置料を無料にしてくれとか、電気工事を町で何とかしてくれとか、いろいろ働きかけました。

普通のプレハブだけなら早かったんですが、テント張って5軒つなげば県の補助があるというので、町の土地と旅館の跡地に5軒と7軒の計12軒の仮設店舗街を作ることにして毎晩話し合い、4カ月で作りました。出来たときには、ぎょうさん人が来てくれて、テレビも取材に来て、満員やったですね。

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