「気軽な自主防にと「クラブ」と名付け」

平成16年台風第23号(平成16年10月)

気軽な自主防にと「クラブ」と名付け
~安否確認や独居者の避難もスムーズに~

(福知山市 50代 男性)

うちは、ふだんから楽しみながら防災のことを学んで、気軽にやっていこうじゃないかということで、防災組織とかかたい名前ではなしに、「クラブ」という名前にしました。

クラブの上部組織である自治会も、北班、南班、東班、西班というふうに、緊急時に見渡せる範囲を一つの班にしています。そうすれば、ご近所同士で、状況判断をしたり走ったりすることもしやすいと思って、独自にやっているんです。

今回の水害でも、防災クラブのメンバーが中心となって動いてくれたお陰で、独居老人の方々も割合早く息子さんの家とか、ご近所のところへ避難することができました。クラブ内の緊急連絡網が役だったと思います。

結局、機材を買うよりも何を買うよりも、市民自体が自分で自分を守るという意識を持つこと、まずそれが一番だと思いますね。

それから、機材は一つのところにまとめて置いておくと、そこで何かあった場合にそれが使えなくなるから、例えばバールにしても、3本あれば、3軒の家に分けて置いておく。いつもそんな工夫をしています。

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