平成16年台風第23号(平成16年10月)
走りながら仕組みをつくるのは、民間ならでは
(宮津市 40代 男性)
住民のニーズを集めて、ボランティア活動の希望者に伝える仕組みがある「ボランティアセンター」を立ち上げる前に、実際にボランティア活動のニーズがどれぐらいあるのか、被害が比較的少なかった地区からボランティア希望者を募ることができるかといったことが知りたかったので、市が緊急連絡で各戸にチラシを配布する際に一緒にチラシを入れてもらい、情報を集めました。
みんな初めてのことで、ある程度走りながら運営方法を考えていかなければなりませんでした。多分、こういうことには行政よりも民間のくふうが役立つように思いました。
ボランティアを受け入れて、現場からのニーズと突き合わせて、どこへ派遣するかというのを決める仕組みにしても、「あっ、こういうことなのか」と、自分で現場に行って初めて気がつく点などがあり、走りながら仕組みをつくっていくということが効果的でした。