「ボランティアの健康管理にひと役」

平成22年梅雨前線による大雨災害(平成22年7月)

ボランティアの健康管理にひと役
~災害支援ナースは、被災者にも勇気を~

(宇部市 40代 女性 看護師)

私は、昨年『災害支援ナース』※に登録して、防府市の災害支援を経験しました。今年は山陽小野田市で、主にボランティアさんに目を向けた活動をしてきました。「定期的に水分を摂られていますか?」、「お弁当は風通しが良い、涼しい場所に置いていますか?」と声をかけて回ります。ケガをされた方がいると聞けば、すぐに手当に向かいます。

ボランティアの方って、ついつい一生懸命になって、自分の健康管理をおろそかにしがちですから、そこが私たちの出番なんです。

ボランティアさんのいるところには当然ながら被災者の方もいらっしゃるので、線引きはせずに、被災者の方へも声をかけます。今回は記録的な猛暑でしたので、ギンギンに冷やしたおしぼりや飲み物をクーラーボックスに入れて、配って歩きました。

家の中は泥だらけで、とても住めるような状況じゃありません。中には、私たちの顔を見て涙を流される老夫婦もおられました。子どもさんは県外に出ていて、今は2人暮らし。きっと心細かったのだろうと思います。

※災害支援ナースとは、看護協会の研修を受け、災害が起こった際に支援活動をする旨を登録しているナース(看護師)のこと。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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