「軽装での復旧作業は危険がいっぱい」

平成22年梅雨前線による大雨災害(平成22年7月)

軽装での復旧作業は危険がいっぱい

(山陽小野田市 30代 女性 看護師)

高校のサッカー部らしき一団がボランティアに来てくれたのですが、夏だから涼しそうな格好で、半袖、短パンなんです。サンダルはさすがにいなかったですけどね。私は「ちょっと待ってください」と言って、センターの人に相談に行きました。「来られたものを帰すことはできません」と言うので、「それはそうですね。じゃあ、作業場所をちょっと考えてもらえますか」という話をしました。

また別の方で、思いっきりサンダルっていうかミュール、ヒールのある靴で来られた女性に「履きかえられるんですか」って聞いたら、「いえ、もうこれ捨てますから」って。そういう人をつかまえては、「あそこで長靴借りられますから、必ずお願いします」と伝えました。

初めてボランティアをする人は、どういうことをするのかも分からずに、「早く行きたい、早く力になりたい」という思いで来られるから無理もないなぁとは思いますが、軽装で災害の復旧作業をすることは、ケガや病気の危険が高まるんだってことを知っておいてほしいなと思います。

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