「教習コースに水噴き出す」

平成12年(2000年)鳥取県西部地震(平成12年10月)

教習コースに水噴き出す
~まるで小さな噴火のよう~

(米子市 60代 男性 自動車学校職員)

私は地震が起きたとき外におりました。瞬間、地割れでも起きるんじゃないかと思いました。本当にすごい揺れで、どこまでどうなるんだろうという感じ。あれだけ揺れたのは、今までで初めての体験でした。

以前どこかの地震のニュースで、液状化※というものを見た時に、「何で砂が水と一緒に上がってくるのか」と不思議に思っていたのですが、その「液状化」を目の前で見ることになったわけです。

教習コースのあちこちで、1メートル近く水が砂と一緒に噴き上がりました。まるで小さな噴火みたいでしたね。

ここは埋め立ててできたところだし、地下水が結構あるから、液状化になりやすかったのだろうと思います。実際に見て、「これが液状化か」って納得しました。

※液状化とは、地震の際に地下水位の高い砂地盤が、振動により液体状になる現象のこと。

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