「化粧鏡の前で大揺れ」

平成12年(2000年)鳥取県西部地震(平成12年10月)

化粧鏡の前で大揺れ
~割れずにけがせず良かった~

(鳥取県南部町 50代 女性 百貨店職員)

昼休憩が終わるころ、職員用の化粧室の大きな鏡の前でみんなズラッと並んで化粧直しをしている最中にグラッと来ました。「そんなたいしたことはないだろう」と一瞬思ったんですけれど、その後にすぐ大きいのがグラグラっと来たので、動くこともできずにしゃがみこんで、女性ばっかりですから、ただただキャーキャー騒ぐだけでした。

落ち着いてから自分の持ち場の事務所に入ると、立て掛けてあった鏡がひっくり返って割れていたので、そのときに初めて「さっきの鏡が割れなくてよかったな」と思いました。

あれが全部割れてこちら側に倒れていたら、きっと大変なケガをしただろうということで、みんなで「よかったね」っていう話をしました。

当時店内は、お昼時でそれほど混んでいなかったこともありますが、建物の中の方が安全だという意識がお客さんにも従業員にもあって、大した混乱もなかったことは幸いでした。

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