「余震が怖くて車の中で寝る」

平成12年(2000年)鳥取県西部地震(平成12年10月)

余震が怖くて車の中で寝る
~地震のエネルギーって、すごい~

(鳥取県南部町 50代 女性 百貨店職員)

地震後1時間ぐらいには閉店ということになりましたので、とにかく家路を急ぎました。

家に入ると大変なことになっていて、台所は足の踏み場もないくらい茶碗とかが割れて散乱していました。食器棚は倒れてはいませんでしたが、観音開きの戸が開いて、中のものが全部飛び出してしまったのです。

私が住んでいる南部町は、店のある米子市内より震源に近かったせいか、屋根がずれ、瓦は落ち、壁にはひびが入り、庭の小石は波打っていました。「あ、すごいエネルギーだ」って思いました。

その後も本当によく揺れました。震度3ぐらいの余震もあって、私は恐ろしくて家の中にいるのが怖くて、怖くて。その日の夜からしばらくは部屋で寝ることができず、外の車の中で寝ていました。

そんな中、皆生温泉がお風呂を解放してくれたり、自衛隊の方が後片づけをしたり、水を持ってきてくれたりしたのは、すごく助かりました。

その時の経験から今では、食器棚を横開きのものに買い換えています。

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