「下水工事の途中で地震」

平成12年(2000年)鳥取県西部地震(平成12年10月)

下水工事の途中で地震
~仮設に入ってようやく安眠~

(鳥取県日野町 70代 男性)

あの日、私は土木作業員として、下水工事をしていました。1m90センチぐらいまで掘って、配管をして、半分埋めたところで穴の中に入り、押さえをやっているところに地震がきて、必死で壁につかまっていました。一歩間違えば大変なことになっていたと思います。

道路を埋め戻して帰らないといけないのに、地震の影響からか、土を載せたトラックが来ない。しかたなく、隣に置いてあった工事した泥で穴を埋めて帰りました。

地震後の建物検査で、「家に入っちゃいかん」という判定が出てから、避難所に行きました。でも、電気が皓々として寝られず、次の日は自動車で夜を明かしましたが、今度は雨のバタバタという音が気になって寝られませんでした。で、自分の家に帰り、すぐに出られるように枕元に履き物をおいて、寝ることにしました。

2階の土壁が落ちているほどでしたから、仮設住宅に入れた時は本当にホッとしました。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.