「道の両脇にゴミ山積み」

平成11年台風第18号(平成11年9月)

道の両脇にゴミ山積み
~気の毒でわき見できず~

(宇部市 60代 女性)

「高潮が来てから家の中がすっきりして、要らん物がなくなった」と冗談めかして言う人がいます。だいたいどこの家も押し入れの中にモノを突っ込んでいますよね。そこへ20センチ以上水が来ると、全部水浸しになって使いものにならなくなります。大事にしまっていたアルバムも、布団も何もかも全部捨てなくちゃならなくなる。

水に濡れた布団や畳は重たくて、女性のボランティアではどうにもなりません。特に畳は水をかぶると重たくなって、一人じゃどうすることもできませんから、のこぎりを買ってきて、畳を半分に切ります。半分にすると、どうにかこうにか男性2人で抱えられるようになるんです。

とにかく、いったん泥水に浸かってしまったものは捨てなくちゃいけませんから、皆さん家の前に全部ゴミを並べるのです。私が車で通る道の両脇には、高いゴミの山ができていました。もうほんとにお気の毒で、脇見ができないぐらいでした。

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