「いたるところに丈夫な棚」

平成11年台風第18号(平成11年9月)

いたるところに丈夫な棚

(宇部市 90代 女性)

高潮に遭うと何もかもみんな捨てにゃならん。うちは畳25枚を捨てました。家の中のものも1階は全てダメになって、10日間ぐらい、毎日ずっと物を捨てていました。だから、うちの前の道路は1キロぐらいゴミが道をふさいで通行止めみたいに、出入りができんくらいになりました。消毒液を持ってくる人が入って来られないのも困りました。

私のところは息子が大工ですから、あの台風の後、家の中のいたるところに丈夫な棚を作って、そこに物を上げられるようにしてもらいました。それから、畳をどけても大丈夫なように、床板を丈夫な厚板で打ちつけてあります。  

2階もありますけど、私ももう年ですからね。なかなか走って上がれないし、息子がひざを痛めていますので、台風の時期になる前に、少しずつ大事な物は2階に上げるようにしています。

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