「「これから避難生活」と机の上でオニギリ頬張る」

平成11年台風第18号(平成11年9月)

「これから避難生活」と机の上でオニギリ頬張る

(宇部市 30代 女性)

異変に気づいてから水に浸かるまで、全部で20分はかからなかったんじゃないかなと。水の上がってくるスピードは、ほんとうに早かったですね。

反対に、水が引いて、外に出られるようになるまでは結構長かったんです。4時間近く、私たち家族は台所のテーブルの上に避難していたわけです。

その間、しっかりものの弟が、「これから避難生活が始まると思うし、今、何もすることができないんだから、食べられるものがあったら、とにかくおなかの中に入れておこう」と言いだしましてね。

運良くご飯ジャーが高いところに置いてあって、ご飯が残っていたので、それをおにぎりにして食べました。パンでもミカンでも、何でもいいから避難するときには家にあるものを自分たちで持っていく。それも必要だと思います。

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