「屋根瓦、雨のように落ちてきた」

平成13年(2001年)芸予地震(平成13年3月)

屋根瓦、雨のように落ちてきた

(呉市 50代 男性)

当日は、妻と二人でおやじの墓参りに行っていました。ちょうどJR呉線のすぐ近くを歩いていたときに地震があって、最初はガタガタガタって音がして、「えらい呉線、音たてながら走ってくるな」と思っていたら、急に揺れが始まって、そこら辺の屋根の瓦が雨のように落ちてきたんです。私たちは高架の下に入って、立っておられんからしゃがんで揺れが収まるのを待ちました。

家の近くまで帰ってくると、近所の人に「大変よ」と言われたので、家を見たら、裏の石垣がいっぱい落ちてきて、八畳間がつぶれてたんです。部屋の中には石がごろごろしていて、庭には割れ目が一直線に入っていました。長女は自宅の2階にいたので、怪我も何もなかったんですが、おふくろは普段その八畳間にいたんですよね。ちょうど外に出ていて助かりました。

家の中の皿とか食器とかは何ともなくて、そのまんまなんですけど、ボール転がしたらコロコロという感じで、家全体が傾いているのが気持ち悪かったです。

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