「「おやじ、避難しろ」で目がさめた」

平成20年8月末豪雨(平成20年8月)

「おやじ、避難しろ」で目がさめた
~気づいたら浮いた畳の上~

(岡崎市 70代 男性)

この地区では過去4回、床上浸水がありましたが、2000年の東海豪雨のあとで、行政が橋のかけかえや排水ポンプの設置など、いろいろ整備していましたし、家も1メートルぐらいかさ上げしていたので、もうある程度は安心だと思っていたんですね。

いつもなら、夜に雨が強く降ると気になって寝られないのですが、昼間に、下水があふれたところですぐに水が引くのを見ていて、何となく安心したせいもあって、うとうとと寝ていました。

「おやじ、避難しろ!」と2階で寝ていた息子に起こされたのは、夜中の1時半ごろでした。そのとき、すでに床上まで水がきていたのですが、私は気づかずに、浮いた畳の上に寝ていたわけです。

たぶん、川の水があふれたせいだと思いますが、またたくまに水がやってきたんです。息子が起こしに来てくれたからよかったものの、そうでなかったら逃げ遅れてしまっていたかもしれません。

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