平成18年梅雨前線による豪雨(平成18年7月)
失敗を教訓に、全社いっせいの訓練
(諏訪市 30代 男性)
当日の朝、普通に家を出て、車で会社に向かう途中の、7時ちょっと過ぎぐらいでした。職場の連絡網で、高速道路は土砂くずれ、中央線も運休ということで、長野県内の事業所はすべて臨時休業という連絡が回ってきました。上司からは「出社しなくてもいい」といわれたんですが、「一応、行ってみます」といって、会社に向かいました。結局、4時間半かかりました。
通勤圏を考えると、早い人は6時ぐらいには家を出るものですから、3,000人ぐらいの従業員がいる大きな事業所では、「今からじゃ、間にあわない」ということで、連絡網は回さずに、入口の警備所のところに人を立てて、出社してきた人に「臨時休業だよ」と説明して帰ってもらいました。
臨時休業の判断が遅くなってしまったという反省から、その後、臨時休業の判断基準とだれが判断するかを文書でまとめたり、県の防災の日にあわせて、全社一斉で連絡網を使った情報伝達訓練をやったりしています。