平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)
役立つ日ごろの訓練
(東京都 50代 男性 会社員)
今回は、安否確認システム ※ を導入していたものの、残念ながら訓練がいきとどかないうちに地震がきてしまいましたので、うまく使えませんでした。
とにかく、企業としては、災害が発生した場合、どこでどのような被害がでているかを、早く、正確につかむことが大切ですから、専用の電話線や無線、携帯電話、メールなどいろいろな通信手段を用意しています。
無線の訓練は、ときどき抜き打ちでやっています。本社から各工場へ打合せなしに無線をかけるのですが、「ピーピー無線機が鳴っていますが、どうしたらいいんですか」と電話で聞いてくるところもあります。
本社と工場がいっしょに訓練を行うことで、お互いの特徴を知ることができますし、こちらから対応策を提案することもできます。やっぱり、日ごろの訓練の積み重ねが大切ですね。
※安否確認システムとは、災害時に各地に点在する社員とその家族の安否確認を迅速かつ正確に行うことなどを目的とし、社員が自宅の電話やパソコン、携帯電話などから、会社に安否を伝えるしくみです。