「こんなにも多かった地域のお年寄り」

平成16年7月新潟・福島豪雨(平成16年7月)

こんなにも多かった地域のお年寄り 

(長岡市 40代 男性)

消防団では、今度、避難準備情報 が出たときに伝える仕組みづくりとして、お年寄り世帯を特定して、色分けをして、この世帯はお年寄りだけとか、昼間はうちの人が勤めに出ていて夜だけいるとかがわかるマップを作りました。

担当エリアは大体近所なので、どの家が昼間は年寄りだけなのかみんな把握していますが、色づけしてみると、ほとんど全部がそうなります。だから、今いる消防団員が11人で、大体最低で5人、6人は出てくるけれど、やっぱり自治会と連携していかなかったら、全部の家に声をかけて回るのは無理だと思います。

自治会のほうでも、援護が必要な方に声をかけるといった防災訓練を2年続けてやっていますが、自治会の班長さんだけが回ってそれでおわりなんです。班長さんだけだと、避難してくださいと言っても、ジィーチャン、バァーチャンは出てこないんですよ。やっぱり、民生委員 や消防団、班長さん、自治会長が一緒にやらないとだめだと思います。

※避難準備情報とは、避難に時間がかかる「災害時要援護者」(高齢者や障害者ら避難に時間のかかる人たち)のために、通常の避難勧告(避難行動を開始すべき段階)や避難指示(生命への危機が迫っている段階)に先だって発令し、いち早く安全な場所に逃げてもらうための情報です。

※民生委員とは、社会奉仕の精神を持ち、常に住民の立場になって相談に応じるなど、社会福祉の増進に努めることを任務として、市町村の区域に配置されている民間の人です。また、民生委員は児童委員を兼ねています。

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