「バイク見つけたら手を挙げて」

平成16年7月新潟・福島豪雨(平成16年7月)

バイク見つけたら手を挙げて
~現場に水や物資運ぶボランティア~

(三条市 30代 男性)

私はふだんの仕事でも渋滞のときに便利なバイクに乗っていました。で、そのバイクを使って、渋滞しているところに物資を運んだり、情報を集めたりしてほしいと頼まれました。

ボランティアさんがあちこちにいるんですけれど、何が足りないと電話しようにも電話がつながらない状態でした。私は連絡員のようなもので、土のう袋 から水から、詰めるだけのものを積んで行って、ボランティアさんを見つけると、「何か困っていない?取りに行ってくるよ」と声をかけたり、「水を飲めよ」と水を配ったり、土のう袋が足りないというところには土のう袋を渡したりしていました。

しまいには、「バイクを見つけて手を挙げれば、水をもらえる」という法則ができたぐらいです。なかには一般の市民の人も手を挙げたりして。

※土のう袋とは、土のう(袋の中に土砂が詰められ、それを積み上げることで水や土砂の移動を防ぐことができるもの)をつくるための袋。

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