「冷蔵庫いっぱいの買い物がフイに」

平成16年7月新潟・福島豪雨(平成16年7月)

冷蔵庫いっぱいの買い物がフイに 

(三条市 40代 女性)

まさか川が決壊するとは思ってなかったけど、決壊したとしても、私たちのほうに水が来るなんていう意識は全然ありませんでした。家から川も見えないし、何も見えないから。川の近所の人は、川を見に行って、これはただごとじゃないと思っていたらしいけど、うちは、川まで行くには、車で10分ぐらいかかる。要するに遠いのです。

私は、夕方になっても雨がいっぱい降っていたら、買いに行くのも面倒くさいと思って、ちょっと小降りになったお昼ちょっと前ぐらいに、近所のスーパーに買い物に行きました。

行く途中に、土地がすごく低いところがあって、そこにはもうロープが張ってあって、通行止めになっていたんだけど、ちょっと雨が降ると、そこはいつもそんな感じになるので、「あーあ、またなっている」くらいの話。

違う道から歩いていって、生鮮食料品が結構安かったので、「よし、今日はこれでご飯だな」と、冷蔵庫いっぱいに買い込んで帰ってきました。午後には家が水に浸かって、それが全部ダメになるなんて、あの時は想像もできなかったのです。

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