記者発表資料
中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」の開催について
平成15年7月29日
内 閣 府
- 1.専門調査会設置の経緯・目的
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自然災害は、人間の営みに比べるとはるかに長い、自然の大きなサイクルの中で発生しており、規模の大きな災害ほどそれが発生した場合、ほとんどの国民はそれをはじめて経験するというのが実際である。
今後とも、自然災害をまぬがれることのできない日本において、歴史上の被災の経験と国民的な知恵を継承し、それらを共有すべく努力することが、災害対策を進める上での基礎となる。
こうしたことから、過去に経験した大規模な災害について、被災の状況、政府の対応、国民生活への影響、社会経済への影響などを体系的に収集することにより、被災の経験と国民的な知恵を的確に継承し、国民の防災意識を啓発するとともに、将来の災害対応に資することを目的として、本年5月29日に開催された中央防災会議において、新たに本専門調査会の設置が決定された。 - 2.主要な検討事項
- 以下の点を中心に、災害教訓を計画的・体系的に整理のうえ、概ね10年程度にわたって、1年に10件程度の整理を行い、教訓テキストを整備。
- ○地震、噴火、津波、水害その他の災害種類別の取りまとめ
- ○被災の状況、政府の対応、国民生活への影響、特別な貢献をした人物とその内容
- 3.結果の活用等
- 義務教育から生涯学習に至るまであらゆる機会をとらえて教訓テキストを活用し、教訓の継承に資する。
- 4.第1回専門調査会について
- 下記により、第1回専門調査会を開催する。
- 記
- (1)会議名 : 中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」(第1回)
- (2)日 時 : 平成15年7月31日(木) 14:00〜16:00
- (3)場 所 : 虎ノ門パストラル新館5階「ミモザ」
東京都港区虎ノ門4−1−1 TEL:03-3432-7261(代) - (4)議 題 : ・検討すべき事項・論点について
・検討の対象とすべき災害について - (5)その他 : 会議冒頭撮り可
議事録については、8月1日(金)10時目途に議事概要を配布
- 問い合わせ先
- 内閣府政策統括官(防災担当)付
- 防災総括担当 企画官 石井 晴雄
- 同 主査付 高部 信孝
- TEL:03-3501-5408(直通)