平成13年芸予地震(3月24日15時28分頃)

 
 
平成13年芸予地震(3月24日15時28分頃)について(第13報)
 
平成13年4月6日
11時00分現在
内  閣  府
 
1. 地震の概要(気象庁発表)
(1)本震(3月24日地震)
①地震の発生時   3月24日15時28分頃
②震源地      安芸灘(北緯34.1度、東経132.7度)
③震源の深さ    51㎞
④規模       マグニチュード6.4(暫定)
⑤各地の震度
震度6弱 広島県 河内町 大崎町 熊野町
震度5強 広島県 川尻町 倉橋町 府中町 下蒲刈町 能美町 三原市
広島市 海田町 音戸町 安芸津町 豊浜町 豊町
向島町 大柿町 千代田町 豊栄町 本郷町 呉市
黒瀬町
             山口県 和木町 阿東町 東和町 久賀町 大島町 岩国市
柳井市 大畠町 平生町 橘町 田布施町
             愛媛県 今治市 上浦町 大三島町 丹原町 松山市 波方町
菊間町 吉海町 久万町 松前町 三瓶町 大西町
弓削町 砥部町 宇和町 吉田町 丹原町 生名村
岩城村
⑥津  波      この地震による津波の心配はなし
 
(2)余震(3月26日9時時点で最大の地震)
①地震の発生時   3月26日5時41分ころ(暫定)
②震源地      安芸灘(北緯34.1度、東経132.7度)
③震源の深さ    約50㎞(暫定)
④規模       マグニチュード5.2(暫定)
⑤各地の震度
震度5強 広島県 河内町
震度5弱 なし
⑥ 津   波    この地震による津波の心配はなし
 
2.主な被害状況
(1)人的被害及び住宅被害(消防庁調べ:4月5日19時30分現在)

  •  

  •  都道府県
     
      人的被害
          住宅被害

  • 死 者
    負 傷 者
    全 壊
    半 壊
      一部破損

  •   広島県
       1
     193
     27
    155
     23,718

  •   愛媛県
       1
      46
      1
       2
      2,470

  •  山口県
       0
      12
      7
      26
      1,312

  •   島根県
       0
       3
      0
       0
          10

  •   高知県
       0
       4
      0
       0
          12

  •   福岡県
       0
       1
      0
       0
           0

  •   香川県
       0
       0
      0
       0
           6

  •   岡山県
       0
       1
      0
       0
         17

  •    計
     
       2
     
     260
     
     35
     
    183
     
     27,545
     
※非住家公共建物被害:4棟(高知県3棟、岡山県1棟)
(2)火災発生(消防庁調べ:3月28日20時30分現在)
広島県 4件(広島市2件、呉市1件、東広島市1件) →その後鎮火 
(3)宅地に関する被害状況(国土交通省調べ:4月2日10時00分現在)
●広島県
16箇所(石積擁壁崩壊、モルタル吹付け落下)
●山口県
5箇所(石積擁壁崩壊、石積擁壁腹みだし)
26箇所(擁壁クラック、宅地地盤のクラック)
●愛媛県
14箇所(石積擁壁傾斜)
44箇所(擁壁クラック、宅地地盤のクラック等)
※被災の状況等詳細については、現在調査中。  
(4)電力(経済産業省調べ:3月27日17時00分現在)
【停電】 現在すべて復旧済み
●中国電力
広島県(広島市、三原市、呉市、賀茂郡)、愛媛県(越智郡)、岡山県(岡山市、倉敷市)、山口県(熊毛郡及び大島郡)で、約48,000戸が停電 
(広島県及び愛媛県で計35,108戸、岡山県10,898戸、山口県内で1,994戸が停電)。 
 → 3月24日19時08分に復旧、供給開始
●四国電力
高知県、愛媛県で、8,029戸が停電(うち、今治地区で6,585戸停電)
 → 3月24日17時16分に復旧し、供給開始
(参考情報)
消防庁調べ:4月2日18時30分現在では、
停電 43,514戸(復旧済み)
広島県 35,108戸(復旧済み)
愛媛県  6,836戸(復旧済み)
山口県   422戸(復旧済み)
岡山県  1,148戸(復旧済み)
【発電所被害】
●中国電力
 滝山川発電所が主要変圧器の放圧板破損により停止中。
→ 取り替えにより運転再開(3月26日)
なお、火力発電所は被害なし。
●四国電力
西条発電所(火力)の2号機ボイラ蒸気漏れのため停止。→復旧作業中(4月中旬復旧予定)。
面河第一発電所(水力)からの漏水(毎分30リットル程度)のため停止。→復旧作業中(4月中旬復旧予定)。ただし、電力供給には支障なし。
※なお、島根原子力発電所(中国電力)、伊方原子力発電所(四国電力)とも、異常なし
(5)都市ガス(経済産業省調べ:3月27日17時00分現在)
【一般ガス事業者】 現在すべて復旧済み
●中国管内(13社)
製造設備、供給設備とも大きな被害なし。11社が3月25日16時までに全面復旧済み。 広島ガス及び因島ガスにおいては若干の供給支障が残っており、復旧作業中。 → 13社すべて全面復旧済み(3月27日17時)
●四国管内(1社)
製造設備の被害はなく、供給設備にガス漏れ等若干の被害。
→ 復旧済み(3月25日15時)
【簡易ガス事業者】
一部ガス漏れ発生及び供給停止があったものの大きな被害なし。供給支障が若干あり、継続して復旧作業中。
 → 復旧済み(27日17時)
【LPガス】
広島県下で少量の漏洩が54件あったが、既に対応済み。
※参考情報
消防庁調べ:3月27日20時30分現在では、
ガス漏れ  443戸(復旧済み)
広島県  442戸(復旧済み)
大分県   1戸(復旧済み)
(6)水道(厚生労働省調べ:3月30日11時00分現在)
【断水】
・今回の地震により、8市26町1村で断水
・断水戸数48,436戸(全戸が復旧済み)
●広島県
以下の6市19町の計47,767戸が断水(すべて応急復旧済み)
広島市、呉市、三原市、竹原市、因島市、廿日市市、河内町、川尻町、三和町、大崎町、蒲刈町、下蒲刈町、豊町、瀬戸田町、東野町、木江町、本江町、向島町、大野町、豊浜町、熊野町、江田島町、大柿町、熊美町、沖美町
→ 川尻町、大崎町、蒲刈町、東野町、木江町、豊浜町、豊町については、送水管の破損により送水が停止し、断水が続いているため、自衛隊等による応急給水が行われている。
→ 3月27日20時現在、断水が続いているのは、1町。(豊浜町)
※豊浜町の送水管に破損箇所があり、復旧作業中のため、断水世帯(170戸)には、豊浜町による応急給水が行われている。
→ 現在、すべて応急復旧済み
 
●山口県
柳井市、小郡町、むつみ村の計160戸が断水(全て応急復旧済み、余震による被害を含む)
●島根県
益田市の130戸が断水(全て応急復旧済み)
●愛媛県
土居町、丹原町、玉川町、中島町、河内町、波方町の計379戸が断水(すべて応急復旧済み、余震による被害を含む)
(参考情報)
消防庁調べ:3月29日18時30分現在による情報では、
断水 48,284戸(全て復旧済み)
広島県 47,767戸(全て復旧済み)
愛媛県  425戸(全て復旧済み)
山口県   92戸(全て復旧済み)
(7)電話(総務省調べ:3月26日18時00分現在)
広島県、山口県、四国方面の電話が混みあってつながりにくい状態は、すべて解消。また一部設備の障害はPHSの一部で続いていたが、現在全て復旧済み。
※災害用伝言ダイヤルを運用開始(3月24日17時20分より082、083、089で運用開始、3月24日18時14分より084エリア運用開始)
(利用状況:26日18時現在)
登録件数 33,467件
再生件数 51,596件
(8)鉄道(国土交通省調べ:4月2日9時00分現在)
●新幹線(岡山〜小倉)
軌道の異常(三原〜新岩国)のため、24日の運転再開の見通したたず。
→3月25日8時36分運転再開
※3月26日の地震により、新尾道〜徳山間で徐行運転中
→三原〜新岩国間の一部区間で徐行運転(3月26日18時00分現在)
→東広島〜新岩国間で徐行運転(3月28日始発から)
→4月2日始発から平常運転
●JR西日本
岡山・米子・広島支社管内の全線が点検のため運休中
→ 運休:山陰線(益田〜長門二見)、山陽線(岩国〜糸崎)ほか
 徐行運転:木次線(木次〜備後落合)
→ 25日8時00分現在、
 運休:三江線(式敷〜三次)
 徐行運転:可部線(可部〜三段峡)
→ 25日16時00分現在、
 徐行運転:三江線(船佐〜長谷)→ 26日始発から平常運転
 徐行運転:可部線(布〜田之尻)
※3月26日の地震により、
山陽本線(本郷〜河内)が運転見合わせ
→ 平常運転(26日13時00分)
可部線(可部〜三段峡)が運転見合わせ
→ 運転再開(一部徐行)(26日13時35分)
岩徳線(岩国〜周防高森)が運転見合わせ
→ 平常運転(26日11時16分)
可部線(可部〜三段峡)が徐行運転
●JR四国
予讃線(川之江〜伊予北条、松山〜八幡浜)、牟岐線(牟岐〜海部)で運休
→ 全線運転再開(24日22時30分)
※3月26日の地震により、予讃線(伊予北条〜伊予大州)が運転見合わせ
→ 運転再開(26日8時03分)
●民鉄
・高千穂鉄道が点検中のため運転中止
→ 運転再開(24日17時39分)
・広島電鉄など一部で運休
→ 運転再開(24日20時05分)
※3月26日の地震により、錦川鉄道が全線運転見合わせ
→ 運転再開(3月26日11時16分)
(9)道路(国土交通省調べ:3月26日17時00分現在)
●高速自動車国道( → 現在、通行止め箇所なし)
(被害状況)
・中国道(庄原〜六日市) 通行止め・点検中
広島北JCT〜戸河内 東谷橋段差、盛土法面クラック
 → 通行止め解除(中国道(全線))
・広島道(全線) 通行止め・点検中
広島北〜広島北JCT 久地高架橋段差など発生
 → 通行止め解除
・山陽道(徳山東〜広島)、岡山道(全線)、米子道(全線)、浜田道(全線)、高松道(高松西〜三島川之江)、松山道(三島川之江〜大洲)、徳島道(徳島〜川之江東)、高知道(川之江JCT〜伊野)、通行止め・点検中となっていたが、現在、通行止め解除
●直轄国道( → 現在通行止め箇所なし)
(被害状況)
中国管内
国道188号 岩国市萩原で通行止め
 → 通行止め解除
四国管内
国道33号 高知県吾川村内で落石、また松山市で落石
 → いずれも通行止め解除
国道196号 北条市において法面崩壊
 → 通行止め解除
●県管理(補助国道、都道府県道、市町村道)32箇所が通行止め
広島県
国道185号  広島県三原市幸崎町で通行止め(落石) 
 →  片側通行(3月30日15時00分〜)
国道432号  広島県河内町で通行止め(落石、橋台にクラック)
県道・市道  通行止め23箇所(落石、土砂崩落等)
島根県
村道     通行止め1箇所(落石)
山口県
県道     通行止め1箇所(崩土等)
愛媛県 
県道     通行止め3箇所
高知県
国道194号  吾北村清水で通行止め → 解除(24日17時45分)
県道     通行止め2箇所
大分
県道     通行止め1箇所
●一般有料道路( →現在、通行止め箇所なし)
広島岩国道路(全線)、広島呉道路(全線)、高松東道路(さぬき三木〜津田東)、
今治小松道路(いよ小松JCT〜東予丹原)で通行止め・点検中となったが、現在通行止め解除
(10)空港(国土交通省調べ:3月26日17時00分現在)
異常なし
(11)港湾(国土交通省調べ:4月3日9時00分現在)
●広島港
臨港道路で液状化現象が発生し、4車線中1車線を規制(迂回路もあり)。
●呉港
一部岸壁でひび割れ等が発生
●岩国港
一部岸壁で被災のため利用禁止。その他、岸壁、物揚場等にクラック等が発生
●その他
広島県、山口県、愛媛県の港湾の一部でクラック等発生
(12)河川(国土交通省調べ:3月26日17時00分現在)
●直轄
旧太田川(中国)等の堤防天端で軽微なクラック有り。特に支障なし。
小瀬川(中国)中市堰のゲート1門で油圧装置に異常あり。修理手配中。
肱川(四国)において、白滝大橋が被災
重信川(四国)において、堤防天端(左岸)に縦断亀裂が発生
石手川(四国)において堤防天端に縦断亀裂  → 石灰注入等完了
●県管理
府中大川(広島県)、中畑川(広島県)、沼田川(広島県)、島田川(山口県)、明神川(愛媛県)、久万川(愛媛県)、台本川(愛媛県)、一つ橋川(愛媛県)において、堤防天端、護岸に陥没、クラック等発生
(13)砂防(国土交通省調べ:4月3日10時00分現在)
【地すべり】
愛媛県 1箇所
【がけ崩れ】
広島県35箇所、島根県1箇所、山口県8箇所、愛媛県8箇所
(14)コンビナート(原子力保安院調べ:3月25日18時現在)
●岩国付近の興亜石油麻里布精油所
プラントが自動停止。排水講から軽油10リットルが海上に流出(油回収装置から微量流出した模様。配管等の損傷ではない。)。
→オイルフェンスを張り、拡散を防止。
→24日17時30分、流出停止。回収中。
→24日21時51分作業終了。
●㈱トクヤマ徳山製造所
量の塩素系ガスが漏洩
→24日18時までに、漏洩は停止。
●出光興産㈱徳山製油所
自動停止の際、プラントから火が芝生に火が落ち、焼けた。
→18時までに、消火済み
(15)下水道(国土交通省調べ:4月4日9時00分現在)
広島県 8箇所被災 (処理に支障なし)
山口県 1箇所被災 (処理に支障なし)
愛媛県 2箇所被災 (処理に支障なし)
(16)公園(国土交通省調べ:4月4日9時00分現在)
広島県 11箇所(舗装クラック、陥没、水道破裂、法面崩壊、広場陥没、グラウンド液状化等)
愛媛県 12箇所(体育館の天井の一部落下で観客5人が軽傷、法面崩壊等)
(17)文教施設(文部科学省調べ:3月28日18時00分現在)
◎主な被害状況
・壁・水道管等の破損
・窓ガラス等の破損
・法面崩壊  等
・上記のほか、4学校において校舎の柱の一部に大きな亀裂が入っているとの報告あり(広島県立西条農業高校、河内町立河内小学校、豊栄町豊栄中学校、愛媛県松山市湯築小学校)
◎各県の被害箇所数
全体:1,415箇所
(国立学校施設7、公立学校施設929、私立学校施設248、社会教育・体育、文化施設等208、文化財等23)
鳥取県:3箇所
(私立学校施設2、社会教育・体育、文化施設等1)
島根県:17箇所
(公立学校施設16、文化財1)
岡山県:12箇所
(公立学校施設12)
広島県:885箇所
(国立学校施設3箇所、公立学校施設597箇所、私立学校施設144、社会教育・体育、文化施設等131、文化財等1)
山口県:131箇所
(公立学校施設79、私立学校施設30、社会教育・体育、文化施設等17、文化財等5)
香川県:25箇所
(公立学校施設22、私立学校施設3)
愛媛県:328箇所
(国立学校施設3、公立学校施設193、私立学校施設66、社会教育・体育、文化施設等59、文化財等7)
高知県:13箇所
(国立学校施設1、公立学校施設10、私立学校施設2)
大分県:1箇所
(私立学校施設1)
※4月5日19時30分現在の消防庁調べによると、
文教施設への被害 1,122箇所
●広島県 708箇所
●愛媛県 272箇所
●山口県 125箇所
●島根県  8箇所
●岡山県  9箇所
(18)工業用水(経済産業省調べ:3月30日17時00分現在)
●広島県呉市阿賀で漏洩を確認。
 → 27日15時、復旧終了し、通常ベースで送水再開。
●山口県岩国市で漏水。配水を一時停止したが、25日午前2時に通水再開。
●山口県柳井市小瀬川にて配水管から小規模な漏水があったが、詳細な検査の結果、湧き水であることが判明し、工業用水施設については被害がなかったことが判明。
●岡山県倉敷市水島で配水管から小規模な漏水があるも、29日12時に復旧し、通常ベースで配水再開。
●愛媛県西条地区、長浜地区で漏洩、新居浜地区で水源ダムの緊急停止により取水支障
 → 現在ではいずれも給水に支障はない。
(19)農林水産業関係(農林水産省調べ:4月5日現在)
 農地354ヶ所、農業用施設415ヶ所、林地荒廃66ヶ所、林道173ヶ所、漁港35ヶ所、 水産関係施設等に計約40億円の被害が発生。
(20)国立公園(環境省調べ:3月26日現在)
●瀬戸内海国立公園
広島県内(広島市、呉市、尾道市、可部市)及び愛媛県(東予市、波止浜市)において、展望台、野営場、歩道等の国立公園施設26箇所において、小規模の亀裂や破損、法面の崩壊、倒木等を確認。
→ 瀬戸内海国立公園内において、特に危険な個所は立入禁止措置をとるとともに、倒木、危険木の除去等応急措置を実施中
(21)社会福祉施設(厚生労働省:3月27日10時00分現在)
・一部の建物に破損が生じ、また老人福祉施設及び介護老人保健施設において4名の負傷者があったが、その他の被害はない。
・広島県内の1保育所が裏山の崩壊等により1か所が休所中。
 → 3月27日より近隣の小学校で保育実施
 
3.避難の状況(消防庁調べ:4月5日16時30分現在)
【避難勧告】
●現在の避難勧告:11世帯30名
愛媛県 11世帯30名
松山市 4世帯14名(3月25日 6時30分)
 →  2世帯 8名(3月27日16時40分)
今治市 9世帯22名(3月25日11時50分)
※解除
愛媛県
波方町 1世帯1名(3月24日16時30分)
→ 解除(3月25日11時40分)
広島県
呉市 217世帯507名(3月30日20時30分)(降雨による二次災害防止のため)
→ 解除(3月31日14時25分)
宮島町 2世帯9名(3月24日19時15分)
4世帯15名(3月25日13時00分))
 →  すべて解除(6世帯24名)(4月5日11時00分)
 
【自主避難】
●現在の自主避難状況:41世帯85名
広島県 26世帯56名
広島市  自主避難11世帯24名
三原市  自主避難 7世帯12名
尾道市  自主避難 1世帯 1名
因島市  自主避難 1世帯 2名
熊野町  自主避難 2世帯 5名
倉橋町  自主避難 1世帯 4名
沖見町  自主避難 1世帯 1名
大柿町  自主避難 1世帯 3名
河内町  自主避難 1世帯 4名
愛媛県  15世帯29名
小田町  自主避難 1世帯 4名
松山市  自主避難 2世帯 3名
今治市  自主避難10世帯19名
伯方町  自主避難 2世帯 3名
 
4.政府の対応
(1)緊急参集チーム会議の開催
3月24日16時40分より、官邸危機管理センターにおいて、第1回緊急参集チーム会議を、同日17時40分より、第2回緊急参集チーム会議を開催。
(2)災害対策関係省庁連絡会議の開催
3月24日18時00分より、内閣府において災害対策関係省庁連絡会議を開催し、①関係機関は今後とも迅速かつ的確に情報の収集・伝達を行い、関係地方公共団体を含め、緊密な連携を図り、警戒などに万全を期すること、②事態の推移に応じ必要があれば、災害対関係省庁連絡会議を開催する等、関係省庁の連携を密にしていくこと、等を確認した。
(3)政府調査団の派遣
3月29日、内閣府山崎大臣政務官を団長とし、ほか15省庁37名の政府調査団を広島県(県庁、呉市)、愛媛県(県庁、松山市、今治市)の両県に派遣し、被災・復旧の状況及び国への要望を聴取した。
 
5.自衛隊の災害派遣
●広島県知事から第13旅団長へ、呉市における給水支援にかかる災害派遣要請(3月24日21時05分)
→ 上記要請を受け、24日21時25分に第46普通科連隊(海田市)が出発、22時10分に現場に到着し、給水支援を実施(人員約60名、車両約30両(水トレーラー18両、水タンク2両等))。
 25日6時30分に海上自衛隊(呉)が水船2隻等を離島(下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島)に派遣し、給水支援を実施
 26日6時30分に海上自衛隊(呉)が水船2隻等を離島(豊島、大崎下島、大崎上島)に派遣し、給水支援を実施
→ 撤収要請(27日12時00分)があり、災害派遣部隊は撤収。
※給水支援関係の派遣規模(24日〜27日までの延べ実績)
人員:約500名
車両:約170両
船舶:10隻(水舟4隻、警戒船4隻、支援船2隻)
給水量:約800トン(陸自約160トン、海自約630トン)
●山口県知事から海上自衛隊第31航空群司令(岩国)へ、救援物資(被災地の建物の雨漏りを防止するためのグランドシート等)の供給(貸与)に係る災害派遣要請(3月25日8時00分)
→上記要請を受け、25日10時17分に海上自衛隊岩国航空基地隊(人員約10名、トラック1台)が岩国市役所に向けて出発、25日10時35分に現地に到着し、救援物資を供給(貸与)
→撤収要請(25日11時00分)
●広島県知事からの要請により、25日9時27分より呉造修補給所及び呉基地業務隊が広島県呉市役所への救援物資(被災地の建物の雨漏りを防止するためのグランドシート等)の輸送を行い、25日11時00分に帰隊。
※救援物資関係の派遣規模
人員:山口県約10名、広島県約20名
車両:山口県トラック1台、広島県トラック2台
貸与物品
山口県:グランドシート約120枚、オーバーレイ約10枚
広島県:グランドシート約370枚、オーバーレイ約230枚
 
6.災害救助法の適用(厚生労働省調べ:3月30日11時00分)
● 広島県及び愛媛県において、多数の者が生命又は身体に危害を受けるおそれが生じたことから、広島県及び愛媛県は災害救助法の適用を決定。
【広島県】
広島市(3月24日法適用)
呉 市(3月24日法適用)
三原市(3月24日法適用)
下蒲刈町(3月24日法適用)
蒲刈町(3月24日法適用)
宮島町(3月24日法適用)
河内町(3月24日法適用)
川尻町(3月24日法適用)
豊浜町(3月24日法適用)
豊 町(3月24日法適用)
大崎町(3月24日法適用)
東野町(3月24日法適用)
木江町(3月24日法適用)
【愛媛県】
今治市(3月24日法適用)
 
※今までにとられた措置
・避難所の設置
・炊き出しその他による食品の給与
・飲料水の供給
・災害にかかった住宅の応急修理 等 
 
7.各省庁の対応
【内閣府】
・内閣府災害対策室を設置(3月24日15時40分)
・内閣府情報先遣チームを現地に派遣(3月24日)
・EES推計結果を関係省庁に配信(3月24日15時47分、3月26日5時58分)
・内閣府坂井副大臣及び国土交通省今村政務官を広島県の被害状況の調査のため派遣(3月25日)
・被災者生活再建支援法に基づく被災者生活再建支援金支給制度を呉市に適用(3月24日法適用)
【内閣官房】
・官邸対策室を設置(3月24日16時00分)
【消防庁】
・消防庁災害対策本部を設置(3月24日15時31分、3月26日5時48分)
・消防庁長官より緊急消防援助隊航空部隊に出動要請(3月24日15時40分)
広島県防災ヘリほか、合わせて10機の消防防災ヘリが出動
・緊急消防援助隊中国ブロック地上部隊が待機→3月24日19時00分待機を解除
【警察庁】
・警察庁災害警備本部を設置(3月24日16時00分)
・迅速な情報収集のため、広域派遣を含む5県6機(岡山1機、広島2機、山口1機、愛媛1機、兵庫1機)の警察用ヘリコプターを被災地上空に派遣
・警察庁は、警視庁、神奈川、大阪、愛知、鳥取、島根、岡山の広域緊急援助隊に待機指示(24日16時00分)
→中国管区内の広域緊急援助隊67名(鳥取24名、島根17名、岡山26名)を広島県に出動指示(24日17時00分)
→出動指示した広域緊急援助隊を自隊待機に切り替え指示(24日17時30分)
→広域緊急援助隊の待機指示を解除(24日19時00分)
【防衛庁】   
・情報収集のため、航空機32機を派遣(3月24日地震時)
・情報収集のため、航空機4機を派遣(3月26日地震時)
・情報収集強化のため、広島県庁、愛媛県庁にそれぞれ3名を派遣
・第46普通科連隊(海田市)が地上偵察を開始(3月24日)
【海上保安庁】   
・海上保安庁対策室を設置(3月24日16時00分)
・第6管区海上保安本部地震災害対策本部を設置(3月24日15時45分)
・情報収集のため、巡視船艇49隻、航空機9機を派遣(3月24日地震時)
・情報収集のため、巡視船艇23隻、航空機2機を派遣(3月26日地震時)
【気象庁】
・「平成13年(2001年)芸予地震」と命名(3月26日)
・気象庁、地方公共団体、文部科学省、大学等の地震データを一元的に処理して地震の状況を的確に把握し、地震発生直後から震度速報や地震情報を適宜発表して、余震等への注意を呼びかけている。
・地震により地盤の緩んでいるところがあることから、気象の状況を把握・予測し、適宜注意報警報等の気象情報により土砂災害に注意を呼びかけている。
【国土交通省】
・非常体制(3月24日15時28分)
・災害用ヘリコプター2機を現地に派遣(3月24日)
・内閣府坂井副大臣及び国土交通省今村政務官を広島県の被害状況の調査のため派遣(3月25日)
・電子基準点40点による24時間解析を6時間に短縮して実施。震源を挟んで1〜2cmの地殻変動を観測。
・被災者に対する公営住宅空家の一時提供を実施(広島県、山口県)(3月25日〜)
・広島県川尻町に対して、中国地方整備局から給水車3台を派遣(3月25日〜)
・応急危険度判定士による建築物の応急危険度判定を実施(広島県、山口県)(3月26日)
・土木研究所砂防部急傾斜地崩壊研究室長を現地へ派遣(3月25日)
【厚生労働省】
・日本赤十字社の各支部の救護班6班(広島県(3班)、愛媛県(1班)、島根県(1班)、岡山県(1班))が待機中
→岡山県の救護班の待機解除(3月24日18時00分解除)
→広島県、愛媛県、島根県の救護班についても待機解除(3月25日9時00分解除)
・全国の災害拠点病院等に対し、患者の受け入れ可能数及び意思等の派遣可能数の登録を依頼し、登録完了
・健康相談の等の実施
 広島県
  呉市において、県及び市の保健所により避難所の住民の健康相談、障害者の家庭訪問等を実施中。(3月24日〜)
また、広島市等においても、県及び市の保健所、市保健センター等により健康相談等を実施中(3月26日〜)
 愛媛県
  松山市保健所が相談窓口を設置して、心身に障害を持つ高齢者や障害者の健康相談を実施中。(3月24日〜)
 山口県
岩国市や柳井市等において、県保健所等により、被災した住民や障害者等の電話相談や家庭訪問等を実施中(3月26日〜)
・国民生活金融公庫は、中国・四国地方の全支店(21支店)に特別相談窓口を設置するとともに、同支店において、被害を受けた中小企業者を対象として、災害貸付の取扱いを開始。さらに同公庫は、借入者の被災状況等に応じ、元金の支払いの猶予及び返済期間を延長する等の措置を弾力的に実施。
・緊急労働相談の実施のため、雇用・労働相談等に一元的に対応する窓口として、広島労働局に緊急労働相談窓口を設置。併せて、呉労働基準監督署及び呉公共職業安定所現地相談窓口を設置。(3月26日〜)
・復旧工事等において、高所からの墜落・転落、土砂崩壊等による労働災害が懸念されることから、広島労働局では建設関係団体等に対し、労働災害防止対策の徹底を要請(3月26日)。また、愛媛労働局でも同様の要請を行う予定。
【文部科学省】
・災害情報連絡室を設置(3月24日15時35分)
・災害応急対策本部を設置(3月24日17時00分)
・地震調査研究推進本部の地震調査委員会は、臨時会を開催(3月25日)し、「大きめの余震の発生の割合が標準的なものより大きい傾向がある。M5程度の余震が発生した場合、広島県を中心にして震度4程度となる」旨公表。
・地震調査委員会は、「3月26日5時41分頃M5.2の余震が発生したものの、余震活動は3月25日の評価時点と大きく変わる傾向は見られない。今後も、M5程度の余震が発生る可能性がある。そのような地震が発生した場合には、広島県を中心にして震度4となると考えられ、地域によってはそれよりさらに大きな震度となる可能性もある」旨公表(3月26日10時00分)
【経済産業省】
・地震発生を受け、関係部局、関係地方産業局に対し、被害状況の確認等を指示。
・被災中小企業の災害復旧のための資金の円滑化を図るため、政府系金融機関の各支店、信用保証協会等に特別相談窓口を設置するとともに、政府系金融機関において災害復旧貸付を適用。
・電力事業について、30日、災害救助法の適用を受けた地域等において被災した需要家に対する災害特別措置として、中国電力㈱及び四国電力㈱から、料金支払期限の延長等の申請を受け、即日認可(3月24日遡及適用)
・ガス事業(都市ガス)について、30日、災害救助法の適用を受けた地域等において被災した需要家に対する災害特別措置として、広島ガス㈱、因島ガス㈱、広島ガスプロパン㈱及び四国ガス㈱から、料金支払期限の延長等の申請を受け、即日認可(3月24日遡及適用)
【農林水産省】
・農林水産省において、芸予地震対策関係局庁連絡会議を開催(3月24日19時30分)
・農林漁業金融公庫が岡山支店ほか3支店に相談窓口を設置(3月29日)
 
【郵政事業庁】
・救助団体あての現金書留及び小包郵便物の料金免除を実施(4月3日〜5月31日)
・郵便振替による災害義援金の送金サービスの料金の無料化を実施(4月3日〜5月31日)
・被災者が差し出す郵便物の料金免除を実施(3月30日〜4月23日)
・通帳、証書、印章等をなくされた被災者の郵便貯金等の非常取扱い(3月30日〜4月23日)
・簡易保険の保険料払込みの猶予期間の延伸、保険金の非常即時払等の非常取扱いを実施(3月30日〜4月23日、ただし保険料払込みの猶予期間の延伸は3ヶ月)
 
8.地方公共団体の体制
 広島県災害対策本部を設置(3月24日15時28分設置)
 山口県災害対策本部を設置(3月24日15時28分設置→27日17時00分解除)
 愛媛県災害対策本部を設置(3月24日15時28分設置→25日22時00分解除)
 高知県災害対策本部を設置(3月24日15時55分設置→24日19時30分解除)
 島根県災害対策本部を設置(3月24日16時30分設置→26日9時15分解除)
 
9.地方公共団体について
●人口(平成12年3月31日住民基本台帳による)
(1)広島県の人口
人口:2,874,315人 
世帯:1,122,814世帯
①広島県呉市
人口:204,564人
世帯: 86,707世帯
②広島県河内町
人口:7,222人
世帯:2,471世帯
③広島県熊野町
人口:26,365人
世帯: 9,471世帯
④広島県大崎町
人口:4,544人
世帯:1,883世帯
(2)愛媛県の人口
人口:1,511,855人
世帯:  582,904世帯
 
※参考:関係県のページ

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