第3回地震被害に関する検討委員会 議事要旨

 
 
第3回地震被害に関する検討委員会 議事要旨
 
 
平成13年3月12日
内閣府・気象庁
 
 
 3月12日午後13時00分より、日比谷松本楼2F花水木の間において、第3回地震被害に関する検討委員会が開催された。議事は(1)地震被害早期評価システム(EES)の修正方針等について、(2)最近の地震における震度階級と住家被害の関係調査等について等であり、その概要は以下のとおりである。
 
1.委員の出席状況
  廣井委員が欠席のほかは、全員が出席であった。
 
2.議事の概要
 ○ 事務局からEESの修正方針及び最近の地震における震度階級と住家被害の関係調査について説明があった。
 
 ○ EESの当面の改善方針について、以下のとおりとする。
  ・ 震度分布の推計については、従来の表層地質の影響を考慮して地表の震度を推計する方法(基盤コンター法)に加え、地表の観測値のみを用いて推計する方法(地表コンター法)を採用する。
  ・ 建物被害率テーブルについて、阪神・淡路大震災、鳥取県西部地震等の被害実態の検証結果を踏まえた修正を行う。
  ・ 建物被害を表す用語について、自治体等による公表値との整合性を図るため、建物の改築等を要する被害を「全壊」とするほか、建物がつぶれ人的被害に結びつくような被害を「倒壊」として区分けする。
  ・ 建物の倒壊数に基づく人的被害の推計結果を公表することを検討する。
  ・ 建物被害及び人的被害の推計値については幅を持たせた計算を行い、推計値の公表についても幅を持たせた公表手法を採用する。
  上記の方針に従い、当面の具体的対策についてとりまとめることとする。
 
 ○ 以下の事項等については引き続き検討を行うこととする。
・ 地震動増幅度の調査
・ 震度と被害との関係の調査
・ 建物の倒壊数に基づく人的被害の推計
 
 * なお、委員会資料については、ご希望があればお渡ししますので、下記問合せ先までご連絡下さい。

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          池本   ℡ 5253-2111 内線 51411 直通 3501-5693
     気象庁総務部企画課
          横田   ℡ 3212-8341 内線 2225 直通 3214-7902
        地震火山部管理課
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