記者発表資料平成13年1月17日
内閣府参事官(災害予防)防災とボランティア週間行事
「防災とボランティアを考えるつどい」について1 趣旨
平成7年12月15日の閣議了解により、「防災とボランティアの日」(1月17日)及び「防災とボランティア週間」(1月15〜21日)が創設された。
この週間においては、災害時におけるボランティア活動及び自主的な防災活動の普及のための行事を全国的に実施することとしている。2 平成12年度の予定
東京都内において、次により「防災とボランティアを考えるつどい」を開催の予定。(1)日時 自 平成13年1月20日(土)
至 1月21日(日)(2)場所 東京都豊島区(池袋)(3)主催 内閣府
東京災害ボランティアネットワーク
東京ボランティア市民活動センター
特定非営利活動法人危機管理対策機構(4)構成 ・活動体験に基づく問題点の洗い出しをテーマにしたシンポジウム
・負傷者対応及びボランティア本部に関する実践的な訓練
・交流、展示、実演(5)日程
- (1) 1月20日(土)
- ・13:00〜 ボランティア活動課題(分科会) 東京芸術劇場(喫茶)
- ・16:30〜 開会式(主催者挨拶)
池袋西口公園(屋外)
- 詳細別紙1
- ・17:00〜 灯りのイベント 同 上
- ・18:00〜 交流会 東京芸術劇場(喫茶)
- (2) 1月21日(日)
- ・10:00〜 ボランティア活動課題(シンポジウム ) 豊島区立勤労福祉会館(屋内)
- 〜 展示、実演、炊き出し等 池袋西口公園(屋外)
- ・12:30〜 負傷者対応訓練
同 上
- 詳細別紙2
- ・13:30〜 ボランティア本部訓練
同 上
- 詳細別紙3
- ・15:30〜 終了
問い合わせ先
- 内閣府(防災)災害予防担当
野 田 電話3503−5691
笹 島 電話3503−9394別紙1「防災とボランティアを考えるつどい」行事
開 会 式 日 程1 日 時平成13年1月20日(土) 16:30〜17:002 場 所東京都豊島区(池袋西口公園) 特設ステージ3 式 典
- ・ 16:27 開会式会場着席
・ 16:30 開会式開始
・ 16:31 主催者挨拶
・ 17:00 開会式終了
・ 17:03 開会式会場発別紙2負傷者対応訓練大震災時、救急車や消防車が来ない、病院についてもすぐに治療が受けられない… そんな状況下では現場にいる一人一人の判断と措置が重要です。米国などの訓練で行われているように、負傷者には血のり、メーキャップを施し、リアルな状況を体験することで応急措置の必要性を問います。すぐ目の前のけが人を救えるか?
「あなたなら どうする?」■日 時 1月21日(日) 12:30(参加者集合)〜13:30■場 所 池袋西口公園■定 員 100名■スケジュール 12:40〜12:45 オリエンテーション
12:46 発災
12:46〜13:05 訓練開始
13:05〜13:30 訓練検証会■訓練想定 2001年1月21日午後12時46分頃、突然、大きな地響きとともに下から突き上げるような揺れが池袋西口公園を襲った。揺れは縦揺れから横揺れに変わり、とても立っていられない状態である。阿鼻叫喚の中、建物の崩壊する音がする。一分以上の大きな横揺れが収まり、周りを見てみると、そこには数人の負傷者が横たわっている。自分自身はケガをしていない。■訓練内容 現場(池袋西口公園)に横たわっている数名の負傷者(メイクアップを施したエキストラ)を観察し、どの順番で処置・搬送するか判断する。対処法を知っている方には実際に対処してもらう。訓練後、その際の判断と、事前に想定した負傷者の症状とを比較して対処法を検証する。別紙3ボランティア本部訓練(災害机上シミュレーション)
東京直下型の大地震が発生。あなたはボランティアとして何ができ、何ができないか?
訓練参加者は、現場、都内、隣接地、遠隔地いずれかの地にいるボランティア役となります。時々刻々と変化する状況のもとで、他のボランティア団体、行政、企業と連携しつつ、自分たちの団体の行動を判断していくのですが、被災地の様子がよく分からない、相手が何を必要としているのか分からない… などの問題が待ちかまえています。
あなたならどう行動しますか。■日 時 1月21日(日) 13:30(参加者集合)〜15:30■場 所 池袋西口公園■定 員 100名■スケジュール 13:45〜14:00 オリエンテーション14:00〜15:00 訓練15:00〜15:30 反省会■訓練想定 2001年1月21日午後12時46分頃に発生した地震から約1時間後。負傷者対応は一段落ついた模様だが、ビルは傾き、電車、バスは止まっている。停電、断水しており、電話も輻輳していてかかりづらい。■訓練内容 参加者は、現場(池袋西口公園)、都内(飯田橋)、隣接地(横浜)、遠隔地(鳥取)いずれかの場所にいるボランティア役となり、それぞれの場所ごとにグループを組む。各グループは、訓練の進行役から示される、被災者、他のボランティア団体、行政、企業に関する情報に基づき状況を判断し、自らの活動方針を決めていく。訓練後、それぞれの活動に係る問題点を洗い出し、災害ボランティア団体としての今後の対応のあり方の参考とする。