第1回災害に係る住宅等の被害認定基準検討委員会 議事要旨

第1回災害に係る住宅等の被害認定基準検討委員会 議事要旨
 
平成12年11月28日
国 土 庁 防 災 局
 
 
 11月28日午後1時30分より、東京丸ノ内ホテル8階松竹の間において、第1回災害に係る住宅等の被害認定基準検討委員会が開催された。議事の概要は以下のとおり。
 
1.吉井一弥国土庁防災局長挨拶
 
2.委員等の紹介
各委員が紹介された。宮崎尚委員(河原委員代理)、尾薗春雄委員(野口委員代理)、渡辺和足委員(中嶋委員代理)、杉山義孝委員(小川委員代理)は代理出席であった(括弧内は代理者)。坂本功委員及び中埜良昭委員は欠席であった。
 
3.委員長互選
  委員の互選により、高寄昇三委員が委員長に選出された。
 
4.情報公開について
・自由かつ公平な立場での審議を確保する観点から会議は非公開とする
・毎回、会議後、事務局において議事要旨を作成する
  こととされた。
  
5.委員会趣旨説明等
  本委員会設置にあたっての趣旨説明及び今後のスケジュールについて事務局より説明があった。
 
6.災害の現状及び住宅被害の状況等説明
東海豪雨災害、鳥取県西部地震災害の現状と住宅被害の状況について被災市(東海豪雨災害については愛知県名古屋市、鳥取県西部地震については鳥取県米子市)より説明があった。
 
7.資料説明
・災害の被害認定基準の概要
・神戸市、静岡市、東京都特別区等の被害認定基準の運用マニュアルの概要
・被害認定基準の検討の方向
について事務局から説明があった。
 
8.意見概要
 各委員から出された意見の概要は以下のとおり。
 
 ●明確さ、判定の迅速性、住民へのわかりやすさと、統一基準の今後の汎用性を踏まえ、簡便さと詳細さについてどのようにおりあいをつけるかの検討が必要。
 
 ●基準が作成された昭和40年代と現在では、建物の構法、居住の形態が大きく変わっており、被害の態様も異なってきている。
 
 ●統一基準が本来の目的である災害状態の把握を超え、個人給付と結びついていることについて理念上の整理が必要。
 
9.その他
次回の委員会の日程については、後日調整することとされた。
 
(参考)検討委員会の委員(敬称略)
    稲山 正弘((株)稲山建築設計事務所長)
    木村  收(阪南大学経済学部教授)
    坂本  功(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授)
    高寄 昇三(甲南大学経済学部教授)
    中埜 良昭(東京大学生産技術研究所助教授)
    鈴沖 勝美(愛知県産業労働部調整監兼産業労働総務課長)
    不老 嘉彦(神戸市東京事務所長)
    吉原万佐美(福岡市市民局地域振興部防災対策室長)
    駒野 健二(警察庁警備局警備課災害対策官)
    宮崎  尚(厚生省社会・援護局保護課災害救助室長)
    尾薗 春雄(林野庁林政部林産課長)
    金子  実(中小企業庁長官官房総務課災害対策室長)
    渡辺 和足(建設省河川局河川計画課長)
    杉山 義孝(建設省住宅局建築指導課長)
    小熊  博(自治省消防庁防災課長)
    水上 淳二(国土庁防災局復興対策課長)
 

 

   問い合わせ先
    国土庁防災局復興対策課 大平、湯澤、山本
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