第3回日米地震防災政策会議等の結果について

 
第3回日米地震防災政策会議等の結果について
 
平成12年11月8日
国 土 庁 防 災 局
 
1.日米地震防災政策会議について
 
 ① 地球的規模の課題に対処するための日米協力のための枠組みである「コモン・アジェンダ」の一環として、阪神・淡路大震災とノースリッジ地震の経験と教訓を専門家レベルの交流を通じて日米両国で共有し、地震防災問題への取り組みに役立てるため、日米地震シンポジウムが平成8年にワシントン、平成9年に神戸で開催された。
 
 ② 日米地震防災政策会議は、日米地震シンポジウムの成果を踏まえ、日米の地震防災政策分野におけるより緊密な協力関係を築くことを目的として第2回シンポジウムにおいて設置が決定され、第1回会議は平成10年10月に米国シアトル市、第2回会議は平成11年11月に横浜市において開催された。
 
 ③ 今回の第3回日米地震防災政策会議では、①これまでの成果のとりまとめ、各国へ情報提供をはじめとする世界の地震防災対策の向上への寄与、②地震災害時の日米の相互協力を含む今後の日米協力のあり方等について議論することとして開催された。
 
2.会議日程    平成12年11月2日(木)〜4日(土)
 
3.会議開催場所  米国カリフォルニア州サンフランシスコ市
 
4.出席者
 
 【日本側】 国土庁(蓮実国土総括政務次官、布村震災対策課長等)
科学技術庁(片山防災科学技術研究所長等)、気象庁、建設省、消防庁、内閣官房、外務省、横浜市
        学識経験者(吉井東京経済大学教授、横山茨城大学教授) 
        東京ガス㈱  他                 計21名
 
 【米 側】 FEMA連邦緊急事態管理庁(アームストロング次官、ゴス次官等)
       海洋大気局、国立標準化・技術研究所、国立科学財団
   カリフォルニア州、サンフランシスコ市、バークレー市(ディーン市長等)      他         計27名
 【その他】 中国、メキシコ、ロシア    計6名
 
5.会議スケジュール
 
 第1日目(11月2日(木))
午前 開会式  
第1セッション「事前・予防対策の具体化を図るための方策」
午後  第2セッション「津波災害に関する情報及び経験」
 
 第2日目(11月3日(金)(文化の日))
  午前  第3セッション「近年世界各地で起きた大規模地震災害から得られた知見」
     第4セッション「情報発信と今後の協力のあり方」
午後  日米共同発表についての討議
    閉会式 (日米共同発表を含む)
 
 第3日目(11月4日(土))
  午前  現地視察(バークレー市公共安全ビル、カリフォルニア大学バークレー校における地震研究、同大学施設の耐震化 他)
 
6.カリフォルニアにおける水資源対策の実態調査
 
  カリフォルニアは、平均的年間降水量が約500mm(日本の平均的年間降水量は2,000mm弱)と少なく、戦前から水資源確保のため様々な社会資本整備を行ってきた結果、今日のカリフォルニアの発展があると言われており、その実態調査を併せて行った。
 (蓮実総括政務次官、田中水資源計画課総括補佐 他)
 
 ① 11月1日 15時〜16時 フーバーダム、ミード湖
 
 ② 11月3日 10時〜12時 カリフォルニア導水路(バンクス揚水場、スキナー魚保護施設)
 
7.IT関連先端企業訪問
 
  カリフォルニア州シリコンバレーにある、インターネット関連企業「サ ンマイクロシステムズ社」を訪問、今後のインターネットの利用や最先端 技術について、その実態調査を併せて行った。
 
   11月2日 13時〜15時30分 サンマイクロシステムズ社

 
 
 

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