第１回雲仙岳災害復興関係省庁連絡会について

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　平成８年６月17日、雲仙岳噴火災害の復興に関する関係省庁をメンバーとする雲仙岳災害復興関係省庁連絡会 の第１回会合を、国土庁で開催した。村瀬国土庁防災局長、中里審議官(防災局担当)、国土庁他関係省庁の担当課長等のほか、長崎県から清浦副知事が出席した。
　会議においては、長崎県から現在の状況についての報告、各省庁から雲仙岳災害復興事業の進捗状況と今後の計画についての報告が行われた。その概要は次のとお りである。

［関係省庁における雲仙岳災害復興事業の進捗状況と今後の計画の概要］

　1990年11月の噴火開始以来長期化していた雲仙岳噴火災害は、95年５月25日の火山噴火予知連絡会の噴火活動がほぼ停止状態になったとの発表があり、その後静穏な状態が続いている。
　このような状況と、災害応急対策がほぼ終了していることから、さる６月３日に長崎県及び関係５市町の災害対策本部、４日に政府の非常災害対策本部が廃止された。しかしなお、実施中の復興事業があること、また土石流等の二次的な災害が今後も発生する可能性があること等を踏まえ、関係省庁は、密接な連携の下に、地域の安全を確保しつつ復興対策を推進していくこととする。
　具体的には、
(1) 砂防・治山事業等の恒久的な安全対策、
(2) 恒久的な住宅対策のための宅地造成、移転対策、
(3) 道路、鉄道、農地等の基盤整備、
(4) その他被災者、中小企業の自立復興の支援、
等の事業を引続き推進する。
　特に、今年度は長崎県が、地域の本格復興に向けて「島原地域再生行動計画（がまだす計画）」を策定することとしている。関係省庁は、関係地方支分部局と協力しつつ、同計画の策定と実施を支援していくこととする。

　今後は引き続き定期的に関係省庁の復興事業の進捗状況をとりまとめるとともに、必要に応じ連絡会を開催することとしている。

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雲仙岳災害復興関係省庁連絡会参加者リスト

国土庁	防災局長
	長官官房審議官（防災局担当）
	防災局防災企画課長
	防災局防災調整課長
	防災局復興対策課長
	防災局震災対策課長
	防災局防災業務課長
	防災局防災業務課通信室長
	地方振興局総務課過疎対策室長
環境庁	長官官房総務課長
文部省	大臣官房文教施設部指導課長
厚生省	大臣官房総務課長
農林水産省	大臣官房総務課長
	構造改善局農政部地域振興課長
	構造改善局建設部防災課災害対策室長
林野庁	指導部治山課長
	業務部業務第一課長
中小企業庁	長官官房総務課災害対策室長
運輸省	鉄道局施設課長
	港湾局海岸・防災課災害対策室長
気象庁	総務部防災企画調整官
建設省	河川局防災・海岸課長
	都市局都市再開発防災課長
	河川局砂防部砂防課長
	道路局企画課長
	住宅局建築指導課長
自治省	大臣官房参事官（災害担当）
消防庁	防災課長

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