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昨冬の北海道における暴風雪について

平成25年3月1日から3日にかけて、北海道において、急速に発達した低気圧による暴風雪が発生し、吹き溜まりで立ち往生した車内で一酸化炭素中毒により家族4名が亡くなるなど、北海道全体で9名の方が亡くなりました。また、国道の44区間が通行止めに、鉄道では360本が運休になるなど、甚大な被害をもたらしました。
例年、北海道内の各地では、暴風雪により交通渋滞等が発生することはあっても、死者が出るほどの甚大な被害は発生していませんでした。
そのため、3月3日には、内閣総理大臣から内閣府特命担当大臣(防災)に対し、①被害状況の確認、危険箇所の把握を迅速に実施すること、②除排雪を徹底し、ライフラインの確保、交通網の復旧に全力を尽くすこと、③住民への的確な情報提供に努めること、を指示するとともに、3月4日には、「大雪対策に関する閣僚会議」を開催し、内閣総理大臣から関係閣僚に対して上記①の指示を徹底するとともに、事後の気象状況の見通しや被害・対応状況等について情報共有を行い、対応に万全を期することとしました。
また、3月4日から5日には、内閣府大臣政務官及び内閣総理大臣補佐官をはじめとする政府調査団を、3月26日から27日には、関係省庁担当者を現地に派遣し調査を行いました。
今回の現地調査を踏まえ、「何ができていれば犠牲者を出さずに済んだか」という観点から検討し、日頃から暴風雪への対処方法を住民へ十分に周知すること、暴風雪の際の予警報を住民に分かりやすく、迅速かつ確実に伝達することなどが重要ということが分かりました。

被害現場で状況説明を受ける亀岡政務官(右から5人目)ほか政府調査団

中標津町役場における意見交換会

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内閣府政策統括官(防災担当)

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