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第9回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール・表彰式」

各賞の代表児童、指導者、プレゼンターの皆様の集合写真

「ぼうさい探検隊」とは、子どもたちがチームになって楽しみながら、地域の防災・防犯・交通安全に関する施設や設備を見てまわり、その成果をチームごとに模造紙サイズのマップにまとめ、発表を通して、学んだことを参加者全員で共有するという活動です。
日本損害保険協会では、この「ぼうさい探検隊」を通じて作成されたマップを対象に「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」を実施しています。
今年度は、47都道府県の417校・団体、およそ1万3千人もの子どもたちがこの活動に取り組み、過去最多となる2018枚のマップが寄せられました。また、入選15作品については、去る1月26日に表彰式を行ったところです。

防災教育の高まり
今年度の応募作品は、自分たちの住んでいる地域の特徴をしっかりとらえたうえで、災害や事故について自ら考え、まち歩きや住民へのインタビューなども交えながら作成したマップを通じて地域や行政に対して提言を行うなど、例年にも増して内容が充実しています。特に防災をテーマとした作品ではこの傾向が顕著で、全国各地で防災・安全教育の機運が高まっていることがわかります。また、低学年児童だけで頑張って取り組んだ作品や、低学年と高学年が一緒に活動した作品なども増えており、防災・安全教育の裾野の広がりが強く感じられました。
作品テーマとしては、迫り来る大地震の被害想定の見直しや昨年7月に発生した九州北部豪雨など、時事的な内容を敏感にとらえて活動した作品が目立ちました。また、市街地ならではの危険や高齢者の避難経路など、地域の特色をしっかり把握して活動した作品も増えています。
また、子どもたちの活動がきっかけとなって、探検に同行した地域の大人たちの防災意識も高まったといった感想も多く見られ、子どもたちの活動が地域全体を動かし、地域住民の防災意識の向上に好影響を与えていることがわかります。
ぜひ、より多くの地域で子どもたちと大人が力を合わせて、「ぼうさい探検隊」に取り組んでいただき、地域の安全・安心への取り組みをさらに充実させていただきたいと願っています。

一般社団法人 日本損害保険協会
長江廣美(ながえ・ひろみ)
小学生のぼうさい探検隊マップコンクール参加申込み
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内閣府政策統括官(防災担当)

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