シリーズ 一日前プロジェクト(第18回)

もし、1日前に戻れたら…
私たち(被災者)から皆さんに伝えたいこと

被災したら、私は「助けてください」と声を上げます (60代 女性)

平成20年8月末豪雨(平成20年8月)

 ボランティアとしてお宅を訪問しても、みなさん非常に頑張っておられるというか、「どうですか」と声をかけても、なかなか、「はい、どうぞ」と言ってもらえない。「自分でやるからいい」とか、「日曜日まで待てば息子が来て手伝ってくれるから」とかね。私たちとすれば、もっと頼ってほしいという気持ちでいっぱいでした。
  最初はこういうボランティアがあること自体を知らない方がほとんどでしたが、少しずつ口コミで広がっているなと感じましたね。
  ただ、すぐに声をかけてくれなかったあるお宅に行ったとき、部屋の畳の上にふとんが何枚も何枚も積み重ねられていたんです。畳がぬれているから、何枚ふとんを重ねても時間がたつと下からだんだんしみ上がって来るんですよね。一番上にはビニールシートが敷かれていました。結局その湿気で床が腐り、片づけの途中で重さに耐えきれず床が落ちてしまうという悲惨な結果になりました。
  見知らぬ人をおうちの中へ入れるということは私も嫌ですが、もし私がそういう立場になったときは、勇気を出して「助けてください」という声を上げたいなと思っています。

被災したら、私は「助けてください」と声を上げます

https://www.bousai.go.jp/km/imp/

被災者の実体験を聞く事ができる『一日前プロジェクト』は上記HPでも見ることが出来ます。家庭はもちろん、地域や職場等、
さまざまな話が掲載されていますので、企業の「社内報」や地域での「広報」に幅広く活用してください。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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