Topics 「防災とボランティアのつどい」開催

平成21年1月21日(水)に、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)において、平成20年度の「防災とボランティアのつどい」が開催されました。
 この催しは、阪神・淡路大震災をきっかけに閣議了解により制定された「防災とボランティアの日(毎年1月17日)」及び「防災とボランティア週間(毎年1月15日から21日まで)」にあわせ、内閣府が平成7年度から毎年度開催しているものです。

【開催の目的】

 広く国民の皆さんに、災害時におけるボランティア活動及び自主的な防災活動についての認識を深めていただくとともに、災害への備えの充実強化が図られることを目的に実施しています。

【全体概要】

 今回は、午前中「被災地からの報告」として、被災地支援の状況を実際に活動された方にお話いただいたほか、午後に開催されるテーマ別分科会のファシリテーターからイントロダクションがありました。
 また午後には、分科会ごとのテーマに沿った話題提供を踏まえての意見交換や防災シミュレーションゲームを活用してのワークショップが行われました。
 さらに、参加された皆さんに防災とボランティア週間中に行われた取組みを持ち寄っていただき、参加者相互の共有なども行われました。

【午前・全体会】

 当日は、全国各地から、防災に関係するボランティア活動に関心をお持ちの100名を超える方が、参加され、会場においては、質疑応答や意見交換が行われました。
 午前中に開催された全体会においては、財団法人日本YWCA常任委員 池上 三喜子さんにコーディネートを行っていただき、関西学院大学総合政策学部教授 室﨑益輝さんからコメントをいただきました。
 室﨑教授と池上常任委員には、午前の全体会の最後で、キーワードをボードに示していただき、振り返りとまとめを行っていただきました。
 おふたりからいただいたこれらの視点も踏まえ、意見交換など午後のプログラムが進められました。
午前・全体会の様子
右が池上常任委員、左が室﨑教授

「平成20年岩手・宮城内陸地震」
被災地支援に取り組むくりこま応援の会/NPO法人とちぎボランティアネットワーク事務局長 矢野 正広さん(会場との質疑の様子)

「平成20年8月末豪雨」
被災地において行われたボランティア活動を報告するトヨタボランティアセンター担当課長 鈴木 盈宏(みつひろ)さん(プレゼンテーションの様子)

池上三喜子さんの「振り返り」と「まとめ」
室﨑益輝さんの「振り返り」と「まとめ」

【午後】

 午後はテーマ別に三つの分科会が行われました。
●都市型災害とボランティア活動
●ボランティア活動における安全衛生
●復興とボランティア活動
 これらの分科会を受けて、再び全体会を開催しました。各分科会のファシリテーターは、全体会において、分科会の内容を報告し、参加者全員で共有が図られました。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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