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令和元年版 防災白書|特集 第3章 1-3 「一部割れケース」及び「ゆっくりすべりケース」における防災対応


1-3 「一部割れケース」及び「ゆっくりすべりケース」における防災対応

「一部割れ(前震可能性地震)/被害限定ケース」(以下、「一部割れケース」と略称する。)は、南海トラフ沿いで大規模地震に比べて一回(まわ)り小さい地震(M7クラス)が発生した場合を想定している。

このケースは、発生頻度が15年程度に一度であり、過去に発生した直近7事例では、その後大規模地震が発生した事例はない(世界の事例では、M7.0以上の地震発生後1週間以内にM8クラスの地震が同じ領域で発生する頻度は数百回に1回程度)。

「ゆっくりすべりケース/被害なしケース」(以下、「ゆっくりすべりケース」と略称する。)は、ひずみ計等で有意な変化として捉えられ、短い期間にプレート境界の固着状態が明らかに変化しているような、通常とは異なるゆっくりすべりが観測された場合を想定している。

このケースはこれまで前例のない事例であり、大規模地震発生の可能性が平常時より相対的に高まっているといった定性的な評価はできるが、現時点において大規模地震発生の可能性の程度を定量的に評価する手法や基準はない。

この2ケースに対しては、日頃からの地震への備えを再確認する等を中心とした防災対応を実施する。

「一部割れケース」及び「ゆっくりすべりケース」における防災対応
「一部割れケース」及び「ゆっくりすべりケース」における防災対応
防災対応の流れ
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