3-2 熊本地震等を踏まえた具体的な応急対策活動に関する計画の改訂
地震発生後の政府の応急対策計画として、平成27年3月に「南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画」(以下「南海トラフ地震具体計画」という。)を策定した。
南海トラフ地震具体計画は、「南海トラフの巨大地震モデル検討会」において最新の科学的知見に基づき想定した最大クラスの地震・津波の震度分布及び津波高の推計結果並びに「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」が報告した被害想定に基づき、国が実施する災害応急対策に係る緊急輸送ルート、救助・消火活動等、医療活動、物資調達、燃料供給及び防災拠点に関する活動内容を具体的に定めたものである。
現在、この南海トラフ地震具体計画について、今般の「熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策検討ワーキンググループ」における検証等を踏まえ、広域物資輸送拠点等の見直しなど物資支援の体制等の見直しや、重要施設の業務継続のために実施する電力及びガスの臨時供給等の追加などを検討している。