2-4 防災の担い手
防災意識等調査では、「今後さらに地域の防災力を向上していくために、どのような主体が担い手として貢献できる可能性があるか」を聞いている。
それによると、「地域の自主防災組織や消防団」をさらに強化していくべきと考えている人は18.7%と最も多い(図表28。以下同じ。)。以下、「地域住民が集まっているグループ」、「地域に店舗・事務所・工場等がある企業」と続いている。
次に、日常的に意思疎通を行っているグループ毎に集計した。「地域の人」と日常的に意思疎通を行っている人は、自主防災組織や消防団をさらに強化していくべきと考えている人が最も多く、次の「地域住民が集まっているグループ(サークルやボランティア組織などで、自主防災組織や自治会を除く)」を合わせると、半数以上の人が地域の団体やグループに期待していることが見て取れる。また、参考値ではあるものの「ママ友(パパ友)」と日常的に意思疎通を行っている人は、学校関係者を防災の担い手と期待している傾向がある。このように、普段、意思疎通を行っている人と防災に関する取組を行うことを期待している傾向が見て取れる。日常的に意思疎通を行っている相手やグループと、どのように防災を取り組むことができるかを検討する必要がある。