平成27年版 防災白書|第2部 第3章 6 6-2 防災施設設備の整備


6-2 防災施設設備の整備

(1)雪崩防止林造成

農林水産省においては、雪崩による被害から集落等を守るため、柵工等を組み合わせた森林の造成等により、雪崩防止林の造成を推進した。

(平成25年度決算額 89,067百万円の内数)

(2)冬期における道路交通の確保

国土交通省においては、積雪寒冷特別地域における安定した冬期道路交通を確保するため、「積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法」に基づき、除雪、防雪、凍雪害防止及び除雪機械に係る事業を実施した。また、鉄道駅周辺や中心市街地、通学路等において、特に安全で快適な歩行空間を確保するため、冬期バリアフリー対策を実施した。

(3)雪に強いまちづくりの推進

国土交通省においては、豪雪時の都市機能の確保を図るため、積雪・堆雪に配慮した体系的な都市内の道路整備を行った。また、下水処理水や下水道施設等を活用した流雪・融雪等の積雪対策のより一層の推進を図った。

(平成25年度決算額 5,559百万円の内数 この他に防災・安全交付金及び社会資本整備総合交付金の内数)

(4)雪崩対策

国土交通省においては、都道府県が実施する雪崩危険箇所における施設整備を支援するとともに、景観・環境対策やコスト縮減等に配慮した雪崩防止施設の設計・施工・管理等について調査・研究を推進した。

(5)融雪時の出水や雪崩に伴う土砂流出対策等

国土交通省においては、融雪時の出水や雪崩に伴う土砂流出を防止するため、砂防設備等の施設整備を推進した。

(6)空港の雪害防止

国土交通省においては、積雪寒冷地域における航空交通を確保するため、空港の除雪、除雪機械等の整備を行った。

(平成25年度決算額 1,556百万円)


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