平成26年版 防災白書|第3部 第5章 2 二国間協力


2 二国間協力

(1)開発途上国への協力

外務省等関係省庁においては、我が国の持つ豊富な経験や人材、技術を活用し、引き続き技術協力、無償資金協力及び有償資金協力により開発途上国に対する防災協力を行う。

(2)防災分野における「地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)」の活用

外務省・独立行政法人国際協力機構(JICA)及び文部科学省・独立行政法人科学技術振興機構(JST)は、地球規模課題の解決及び科学技術水準の向上につながる新たな知見を獲得するとともに、国際共同研究を通じて途上国の自立的研究開発能力の向上と課題解決に役立つ持続的な活動体制づくりを目的に、日本と途上国の研究者が国際共同研究を行う「地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS:Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)」を実施する。研究分野の一つとして、防災分野に対する協力を行う。

26年度予算額
(外務省)JICA運営費交付金の内数
(文部科学省)JST運営費交付金の内数
(3)地震防災研究分野における日中間の新たな協力関係の構築

文部科学省においては、「地震分野における科学技術協力の強化に関する覚書」(平成21年5月)及び独立行政法人科学技術振興機構(JST)と中華人民共和国科学技術部合同合作司(MOST)の間における「地震防災」を共同支援する研究分野とすることについての合意(平成23年5月)に基づき、今後の両国の研究協力の進展に資することを目的として、観測・予測研究、構造物の耐震技術、地震減災研究を始めとする研究分野の推進を図る。

(4)防災に関する国際協力の推進

国土交通省においては、過去の災害経験で培った我が国の防災に関する優れた技術や知見を活かし、アジアを中心とする新興国等の防災機能の向上に寄与するとともに、そのインフラ需要を取り込むため、両国の産学官が一体となった継続的な協力体制を構築することを内容とする「防災協働対話」の取組を国別に展開する。

26年度予算額
1,048百万円の内数
25年度予算額
1,110百万円の内数

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内閣府政策統括官(防災担当)

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