平成26年版 防災白書|第1部 第2章 第1節 東日本大震災からの復興に向けた取組


第2章 東日本大震災の復旧と復興に向けた取組

平成23年3月11日に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」(気象庁が命名)は、マグニチュード9.0という我が国の観測史上最大の地震であり、世界でも1900年以降4番目の巨大地震であった。この地震により、広範囲に揺れが観測され、日本各地で大きな津波が発生し、加えて、原子力発電施設の事故が重なるという、未曽有の複合的な大災害となった。(注:平成23年4月1日の閣議了解により、この東北地方太平洋沖地震による災害及びこれに伴う原子力発電所事故による災害については、「東日本大震災」と呼称することとされた。)

以下では、平成25年度における東日本大震災からの復旧・復興に向けた考え方と現在の状況と取組、そして「新しい東北」の創造について記載する。

第1節 東日本大震災からの復興に向けた取組

東日本大震災からの復旧・復興については、内閣の最重要課題として、復興大臣を中心に、復興の加速化に取り組んでいるところである。具体的には、(1)現場主義の徹底、(2)復興庁の司令塔機能の強化、(3)復興のステージに応じた取組の3点について、早急に対応すべきとの方針のもと、以下の必要な施策を講じ、復興の加速化に取り組んでいる。


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