2 東京電力福島第二原子力発電所の事故等


2 東京電力福島第二原子力発電所の事故等

3月11日14時46分の東北地方太平洋沖地震の発生により,東京電力福島第二原子力発電所の運転中であった1号機から4号機までのすべてが自動停止した。同日17時35分には,東京電力が,1号機について原災法第10条事象(原子炉冷却材漏えい)が発生したと判断 し,18時33分には1号機,2号機及び4号機において原災法第10条事象(原子炉除熱機能喪失)が発生したと判断して原子力安全・保安院等関係機関に連絡した。翌12日の早朝には,同じく1,2及び4号機において,原災法第15条事象(圧力抑制機能喪失)が発生したとして,東京電力が原子力安全・保安院等に連絡した。

その後,東京電力の復旧作業により除熱機能が回復し,すべての号機が冷温停止し,安定した状況が続いている。

なお,本事故により,原子力安全・保安院は,同月12日にINES において,レベル3(重大な異常事象)と暫定評価し,IAEA に通報している。

 なお,後日,東京電力から「原子炉冷却材漏えい」は発生していなかったと考えている旨の報告があった。


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