2−3 アジア防災閣僚会議



2−3 アジア防災閣僚会議

国連防災世界会議で採択された兵庫行動枠組について,アジア各国での実施状況や推進方策について議論するとともに,アジアにおける災害被害の軽減のための取組みの成果と課題を総括する「第3回アジア防災閣僚会議」が,マレーシア政府(首相府)主催により,2008年12月2〜4日の3日間,同国のクアラルンプールで開催された。期間中,我が国を含むアジア・大洋州地域の60ヵ国の各国政府代表,国連諸機関代表,その他専門家・学術関係者・NGO等から約600名の参加があった。

会議初日から2日目にかけては,参加各国代表者から各国ステートメントが発表され,日本政府からもステートメントを発表した。また,2日目から3日目にかけては,ハイレベル会議及び専門家会合がテーマ別に順次開催され,防災における官民の連携や防災関連の科学知識の広範な応用,地方における防災力向上,防災に関する法整備,メディアとの連携,国民運動の促進について,活発な議論が展開された。我が国は,2日目に開催された「防災に関する科学技術の研究の推進と実用化」をテーマにしたハイレベル会議にパネリストとして参加した。その他,神戸に所在する国連機関やNHKなども各セッション等に参加した。会議最終日には,同会議の成果としてクアラルンプール宣言が採択された。

なお,このアジア防災閣僚会議は,第1回目は2005年9月に中国・北京で,第2回目は2007年11月にインド・ニューデリーにて行われ,次回第4回目は2010年に韓国・仁川(インチョン)で開催される予定となっている。


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内閣府政策統括官(防災担当)

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