1−3 防災計画



1−3 防災計画

(1)防災計画の体系

防災計画には,防災基本計画,防災業務計画及び地域防災計画がある(図2−1−2)。

図2−1−2 防災計画の構成と体系 防災計画の構成と体系の図

a 防災基本計画

防災基本計画は,我が国の災害対策の根幹をなすものであり,災害対策基本法に基づき中央防災会議が作成する防災分野の最上位計画として,防災体制の確立,防災事業の促進,災害復興の迅速適切化,防災に関する科学技術及び研究の振興等について,基本的な方針を示している。この計画に基づき,指定行政機関及び指定公共機関は防災業務計画を,都道府県防災会議は地域防災計画を作成している。

防災基本計画は昭和38年に策定され,阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ平成7年に全面修正された。更に,中央防災会議は毎年防災基本計画に検討を加え,必要に応じて修正しており,平成20年2月には近年発生した災害の状況や中央防災会議における審議等を踏まえ,防災基本計画上の重点課題のフォローアップの実施,国民運動の戦略的な展開,企業防災の促進のための条件整備,緊急地震速報の本格導入,新潟県中越沖地震の教訓を踏まえた原子力災害対策強化等について改訂した。

b 防災業務計画及び地域防災計画

防災業務計画は,防災基本計画に基づき,各指定行政機関の長及び指定公共機関が所掌事務又は業務に関し作成する計画である。

地域防災計画は,防災基本計画に基づき,都道府県防災会議が当該地域の防災に関して作成する計画であり,平成19年度は28都府県において修正が行われた。


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