5−1 国有林治山事業



5 治山事業

 農林水産省においては,安全で安心して暮らせる国土づくり,豊かな水を育む森づくり,身近な自然の再生等による多様で豊かな環境づくりを図るため「森林整備保全事業計画」に基づき,治山事業を計画的,かつ総合的に推進する。特に近年の火山・地震災害や集中豪雨等に伴う激甚な山地災害の多発状況に対処するため,荒廃地,荒廃危険地等の整備の積極的な実施や山地災害予知施設の設置を推進する。また,森林が過密化し,山崩れや土砂,流木等の流出が発生するおそれのある水土保全機能が低下した保安林について,本数調整伐,複層林への誘導・造成等の森林整備を実施するなど,施設整備と森林整備の適切な組み合わせによる効果的,効率的な防災対策や著しく水土保全機能が低下した流域において,民有林と国有林を一体とした総合的な治山対策の実施を推進する。さらに,台風や集中豪雨によって上流部の森林の荒廃に伴い発生した流木が大量に流下し,下流部の集落が被災する流木災害に対処するため,砂防事業との連携を推進し,上流部における森林整備や流木防止対策と下流部において流木を捕捉する透過型ダムの整備などを実施する。

5−1 国有林治山事業

 国有林野内における治山事業を国費297億9,600万円をもって実施する。
 平成18年度予算額  29,796百万円  平成17年度予算額  27,820  差引増△減      1,976

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内閣府政策統括官(防災担当)

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