平成18年度予算額 1,506百万円 平成17年度予算額 1,651 差引増△減 △145b 独立行政法人防災科学技術研究所においては,次の研究を行う。
(a)地震観測データを活用した地殻活動の評価及び予測に関する研究
基盤的地震観測網(高感度地震観測網(Hi-net),広帯域地震観測網(F-net),強震観測網(K-NET,KiK-net))等の安定的な運用を継続し,良質な地震観測データの生産・流通を図り,我が国の地震調査研究の着実な進展に貢献する。
また,基盤的地震観測網から得られるデータの解析を通じて,地殻活動モニタリング及び監視手法の高度化に関する研究を行い,地殻活動のモニタリング精度を向上させる。 さらに,地震発生メカニズムの解明,発生予測に関する研究開発を推進する。
(b)地震動予測・地震ハザード評価手法の高度化に関する研究
地震リスク評価の基礎となり得る精度で地震動・地震ハザードを予測できる手法を開発するため,地盤構造のモデル化手法の開発を行うとともに,高精度かつ汎用性のある強震動シミュレーション手法の開発,強震動観測データや他の基盤的地震観測網によるリアルタイムデータを用いた強震動予測・被害推定を行うための手法の開発,確率論的地震ハザード評価と震源断層を特定した地震ハザード評価の統合化に関する研究を行う。