次頁 ２−２ 平成12年発生災害による施設関係等被害の状況
（１） 昭和38年から現在までの施設関係等被害額の推移をみると， （図１−２−３） のとおりであり，同被害額の国民総生産に対する比率は，昭和38年から40年までは1.0％を超えていたが，国民総生産の大幅な増加等に伴い，昭和41年以降は平成６年まで概ね0.2〜0.8％程度で推移してきた。平成７年は阪神・淡路大震災により被害額が増加したため，約1.2％となったが，平成12年は約0.1％となった。
（２） 平成12年に発生した自然災害による被害のうちで，政府及び政府関係機関等がその施設として災害復旧等に関与している施設関係等被害額は約5,404億円，うち公共施設関係で約2,679億円，農林水産業関係で約2,405億円，文教施設等関係で約42億円，厚生施設関係で約41億円，その他の施設関係で約237億円となっている （表１−２−３） 。
（図１−２−３）施設関係等被害額及び同被害額の国民総生産に対する比率の推移
（表１−２−３）平成12年発生災害による災害別施設関係等被害額
