表示段落: 第2部/第4章/2/2-2/(16)
(16) 地震観測施設の整備等
気象庁においては,地震等による災害の防止・軽減を図るため,次の整備を行った。
a 地震津波監視システムの更新
地震・津波に関する的確な防災情報を提供するため,地震津波監視システムを更新した。(札幌)
b 地震調査観測データ収集一元化システムの強化
地震調査研究推進本部の計画に基づき科学技術庁が整備を進めている地震に関する基盤的調査観測網のデータ収集のためのシステムの強化等,業務体制を強化整備した。(大阪,福岡)
c 津波地震観測網の強化
南西諸島における地震・津波に関する情報の迅速化を図るため,南西諸島に3ヶ所地震観測施設の整備をすすめ,業務体制を強化した。
(国費 2,254,619千円)
d 検潮観測の整備
地盤の異常傾斜及び昇降に伴う地殼変動を検潮記録により常時監視するとともに,津波の状況を迅速かつ的確に把握するため,検潮所の遠隔自記検潮装置を更新した。(日向白浜,鹿児島)