表示段落: 第1部/第2章/1/1-4/(1)


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(1) 情報収集・伝達システム

 地震・津波情報については,気象庁において平成7年度末までに全国約600地点に震度計を設置するとともに,地震活動等総合監視システム(EPOS),地震津波監視システム(ETOS)を整備し,地震や津波の観測データの処理・解析を行っている。また,消防庁においては,全国約3,400地点に設置された地震計から観測された震度情報を消防庁へ即時送信する「震度情報ネットワークシステム」を整備している。

 文部科学省においては,全国約1,000か所に設置された強震計によるネットワークの整備が図られており,地震発生時の初動対応等に活用されている。

 雨量・積雪等の情報については,気象庁において,局地的な気象情報の収集を行う地域気象観測システム(AMeDAS)や,気象衛星により雲の分布・高さなどの情報を収集する静止気象衛星システム(GMSS)等が整備され,観測されている。また,国土交通省においては,一級河川等を対象として,雨量・水位テレメータ及びレーダ雨量計並びに情報処理設備からなる河川情報システムを整備している。

 これらの地震・津波,雨量・積雪等の情報のうち,気象庁からの情報については,地震・津波等の情報は地震活動等総合監視システム及び地震津波監視システム,雨量・積雪等の情報は,気象資料総合処理システム(COSMETS)により解析,予測等が行われ,気象庁本庁に設置された全国中枢気象資料自動編集中継装置(C-ADESS)を介して内閣府,消防庁,防衛庁,海上保安庁等の中央府省庁に,各管区気象台等に整備されている気象資料伝送網(L-ADESS)からは国土交通省地方整備局及び地方公共団体に直接伝達されているほか,(財)気象業務支援センターから報道機関等を通じ,一般に提供されている。また,国土交通省からの情報は(財)河川情報センターを通じて防災関係機関,地方公共団体等に提供されている。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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